クリックされる表紙は文字で決まる
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デザイン・イラスト
― タイトル配置の基本ルール
表紙を見直すとき、
多くの方がまず気にするのは
「色」や「画像」かもしれません。
でも実は、
クリックされるかどうかを左右しているのは
“文字の見え方”であることがとても多いです。
どんなに雰囲気の良いデザインでも、
タイトルが読みづらいと、
読者は立ち止まってくれません。
今回は、
表紙デザインの中でも見落とされがちな
「文字の配置と考え方」を
やさしく整理してみます。
Kindleでは「小さく見える」が前提
まず大切なのは、
Kindleの表紙は
ほとんどの人が小さな画面で見る
ということです。
●スマホ
●タブレット
●検索一覧画面
この状態では、
細かい装飾や小さな文字は
ほとんど目に入りません。
だからこそ、
表紙の文字は
「小さくしても読めるか」
がとても重要になります。
まずは「タイトルだけ」読めればOK
中級者の方ほど、
サブタイトルや説明文を
しっかり入れたくなります。
でも、最初に大切なのは
タイトルが一瞬で読めること。
●タイトル
●著者名
この2つが分かれば、
まずは合格ラインです。
サブタイトルは、
「読めたらラッキー」くらいの位置づけで
考えてみてください。
文字が読みにくくなる原因
表紙の文字が読みにくくなる理由は、
実はだいたい決まっています。
よくある原因
●文字が細すぎる
●背景と文字の色が近い
●行間が詰まりすぎている
●フォントの主張が強すぎる
特に多いのが、
「おしゃれだけど読めない」状態。
表紙では、
おしゃれよりも“読みやすさ”が優先です。
タイトル配置は「3つの型」で考える
難しく考えなくて大丈夫です。
タイトル配置は、
だいたい次の3パターンに分けられます。
① 上に配置
●安定感がある
●実用書・ビジネス系に多い
② 中央に配置
●一番目に入りやすい
●自己啓発・エッセイ向き
③ 下に配置
●世界観を見せたいとき
●小説・物語系に多い
どれが正解というより、
ジャンルと内容に合っているか
が判断基準になります。
フォントは「目立たせすぎない」
フォント選びで迷ったら、
次の考え方がおすすめです。
●タイトル:読みやすく、少し太め
●サブタイトル:シンプルで控えめ
「このフォントかわいいな」
ではなく、
「この本の内容に合っているかな?」
で選ぶと失敗しにくくなります。
余白は、文字のために使う
文字まわりの余白は、
文字を目立たせるためのスペースです。
●余白がない → 窮屈
●余白がある → 読みやすい
少し勇気がいりますが、
要素を減らすことで、
文字はぐっと見やすくなります。
まずは「縮小チェック」だけでOK
全部直そうとしなくて大丈夫です。
まずは、
表紙を小さく表示してみて、
●タイトルは読めるか
●ごちゃついて見えないか
この2点を確認するだけでも、
改善ポイントは見えてきます。
次回予告
次回は、
「表紙の印象は“色”が9割
― 売れる色・避けたい色」
をテーマに、
●色が与える印象
●ジャンルと色の関係
●失敗しにくい色の考え方
をお伝えします。
「自分の表紙、文字は大丈夫かな?」
と少しでも思ったら、
第三者の視点で見ると
気づきが得られることもあります。