本の帯コピーが人の心を動かす、動かさないの差とは??

記事
ビジネス・マーケティング
「最近、広告を見ても心が動かない」
「ビジネス書の帯を見ても、どれも同じに見える」
そんな感覚を持ったことはありませんか。
私自身、30年以上出版業界にいます。
編集者として数百冊の本に関わり、帯コピーも何度も作ってきました。
しかし、最近ある出来事がきっかけで、
「本のコピーの本質」を改めて考えさせられました。
今日は、その話を書きます。

「15秒で伝わらない商品は売れない」

私の知人に、ECマーケティングの超一流のプロがいます。
彼が最近売り始めた商品があります。
「ひろゆきさんをモデルにした、汚れないワイシャツ」
この商品について、彼はこう断言しました。
「15秒で売り物が何か伝わらない商品は売れない」
しかも、
ただ説明すればいいわけではない。
広告を見た瞬間、
キャッチコピーを読んだ瞬間、
「え?それ何?」
と心が動かなければ意味がない。
つまり、
15秒の視覚効果
一瞬で興味を引くコピー
思わずクリックしたくなる言葉
これがすべてだと言うのです。
その話を聞いたとき、
出版業界に長くいる私は、あることを思いました。
「それ、本の帯コピーの原点じゃないか?」
本の帯コピーは、15秒の広告
本屋で本を手に取る時間。
実は、かなり短い。
数秒〜十数秒と言われています。
つまり本の帯コピーも、
本来は15秒広告のはずです。
しかし、ビジネス書の帯を見ると
こんなコピーが多くありませんか?
就職・転職・起業・仕事選びでもう悩まない
当たり前のことをやり抜く力を身につける
心理メソッド満載
日本株と米国株の二刀流投資
「わかる」を「できる」にする極意
ここで、少し立ち止まって考えてみてください。
何か違和感、ありませんか?
これらのコピーに共通していること。
それは、
「中身の説明」になっていることです。
あるいは、
「有名人が褒めている」
つまり、本の価値を
ストレートに説明しているだけなのです。
もちろん、昔はこれでも売れました。
むしろ、
それで十分だった時代もあったと思います。
でも、いまはどうでしょう。
「商品説明コピー」はもう効かない
YouTubeのサムネイル
SNS広告
ECサイト
私たちは毎日、
膨大な情報の中にいます。
そんな中で
「この本はこんな内容です」
というコピーだけで
心が動くでしょうか。
むしろ今求められているのは、
「あなたの困りごと」に触れるコピー
だと思います。
例えば、投資本なら。
年率30%で勝ち続ける投資法
というコピーと、
あなたの資産、10年後も銀行に置きっぱなしですか?
というコピー。
同じテーマでも
視点がまったく違います。
あるいは、仕事術なら。
「経費精算を効率化する本」
よりも、
あなたの会社、まだ紙とハンコで経費精算していませんか?
の方が、
心に引っかかる人が多いはずです。
ここには、
大きな違いがあります。
説明か、問題提起か。

本の帯コピーは「困りごと」から始める

私が最近思っているのは、
本の帯コピーは
「内容」ではなく
「読者の悩み」から書くべき
ということです。
つまり
この本は何か?
ではなく
あなたは何に困っていますか?
という問いから始める。
出版業界は長いですが、
この視点はまだまだ弱い気がしています。
だから私は最近、
「本の帯コピーを研究し直す」
ということを始めました。
むしろ、
優秀なコピーは本の帯に全部ある
のではないかと思っています。

本の帯コピーを「パクれ」

ちょっと過激に聞こえるかもしれませんが、
私は最近こう思っています。
「本の帯コピーをパクれ」
もちろん、そのまま使うという意味ではありません。
大事なのは
どんな悩みを刺しているか
どんな言葉で感情を動かしているか
なぜそのコピーに反応するのか
これを研究することです。
出版の世界は
長い歴史の中で
「人が思わず手に取る言葉」
を大量に作ってきました。
これは
マーケティングの宝庫です。

あなたの困りごとは何ですか?

最後に、ひとつ質問です。
あなたはいま、何に困っていますか?
集客でしょうか
売上でしょうか
キャリアでしょうか
人間関係でしょうか
もしよければ、
紙に書き出してみてください。
あるいは
コメント欄に書いていただいても嬉しいです。
そこにこそ、
「人を動かすコピー」
のヒントがあると思っています。
このテーマは面白いので、
しばらく
「本の帯コピーをパクれ」シリーズ
として投稿してみようと思います。
あなたはどう思いますか。
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