なぜ「生きづらさの本」がこんなに増えたのか

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先日、講談社時代の後輩と話していて、ふとした疑問が出ました。

「みやがわさん、我々が新人の頃、まだファックスや電話で仕事してましたよね。今は格段に便利になっているはずなのに、どうして仕事は楽にならないんでしょうね?」

確かにその通りです。当時は効率的な環境ではなかったけれど、それでも仕事は回っていました。今のように会議のスライドや議事録も生成AIを使えばあっという間に作れる時代。それなのに、なぜか人はより疲弊している。

私はその理由のひとつに「人間関係」があると考えています。
常に監視されているように感じたり、絶え間なく成果を求められる。便利になった分、逆に「余白」がなくなり、ギクシャクした人間関係が生まれやすくなった。それが、生きづらさの大きな要因になっているのではないでしょうか。

「生きづらさ本」の急増

書店に行くと、「生きづらさ」に関する本が目立ちます。

たとえば、
『消えたい もう終わりにしたいあなたへ』
『考えない練習』
『本当の私を見つけに行こう』
こうしたタイトルの本は、今や珍しくありません。

一方で、バブル崩壊やリーマンショックといった社会全体が不況に傾いた時期には、こうした「生きづらさ」を前面に出した本はそこまで多くありませんでした。

代わりにあったのは、現状を受け止めて前向きに生きようというタイプの本。
たとえば私が企画・編集を手がけた『小林正観さんの人生のシナリオを輝かせる言葉』はその一例です。

つまり今は、不況よりも「情報過多」による生きづらさが広がっているのだと思います。

情報が生きづらさをつくる

便利になった反面、私たちは日々、大量の情報を浴びています。SNSを開けば、他人の成功や華やかな暮らしが目に飛び込む。自然と比べてしまい、「自分はダメだ」と落ち込みやすくなる。

かつて「幸福度世界一」と言われたブータンも、似た現象が起きました。
雨風をしのげる家と食べ物と家族があれば充分に幸せ——そういう基準だったのに、海外から情報が流入し「自分たちは貧しい」と思うようになった。経済状況も悪化し、失業率が上がり、国民の幸福度は低下してしまいました。

日本も同じです。同調圧力が強い文化の中で、他人と比べる傾向が強まれば強まるほど、生きづらさは増していくのです。

まず「書く」ことで整理する

そんな時に有効なのが「紙に書き出すこと」です。

以前、精神科医の和田秀樹さんが「心配事の96%は起こらない」と言っていました。確かに、紙に書いてみると「これは考えすぎだった」「これは解決策がある」と気づけます。

どんな紙でも構いません。
今の気持ちを文字にするだけで、意外と客観的に見えるものです。
「私はこんな時に安心感を得るのか」「これが自分にとって本当の課題なんだ」など、新しい発見があるでしょう。

あなたの言葉が、誰かの救いになる

そして、もっと一歩踏み出したい方におすすめしたいのが「電子書籍にまとめること」です。

あなたが抱えているモヤモヤや悩みを、そのまま文章にする。
等身大の自分を見せることで、「同じことで悩んでいたんだ」と共感する人は必ずいます。

それは、著名な専門家の言葉よりも強い力を持つことがあります。
なぜなら、あなたと同じ立場・同じ悩みを抱えている人にとって「生の声」だからです。

出版は、読んだ人だけでなく、書いた本人にとっても癒しや気づきをもたらします。
「自分の経験は無駄じゃなかった」と思える瞬間が訪れるのです。

最後に

今の時代、生きづらさを抱えるのは決して特別なことではありません。
むしろ、多くの人が同じ重さを感じています。

だからこそ、あなたが抱えている思いを紙に書き出し、できれば一冊の本にまとめてみることをおすすめします。
それはあなた自身を救う行為であり、同じように悩む誰かの支えになるのです。

もし「自分の気持ちを電子書籍にしてみたい」と思われた方は、ぜひ私たち出版のプロにご相談ください。きっとお役に立てると思います。
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