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なぜ「生きづらさの本」がこんなに増えたのか

先日、講談社時代の後輩と話していて、ふとした疑問が出ました。「みやがわさん、我々が新人の頃、まだファックスや電話で仕事してましたよね。今は格段に便利になっているはずなのに、どうして仕事は楽にならないんでしょうね?」確かにその通りです。当時は効率的な環境ではなかったけれど、それでも仕事は回っていました。今のように会議のスライドや議事録も生成AIを使えばあっという間に作れる時代。それなのに、なぜか人はより疲弊している。私はその理由のひとつに「人間関係」があると考えています。常に監視されているように感じたり、絶え間なく成果を求められる。便利になった分、逆に「余白」がなくなり、ギクシャクした人間関係が生まれやすくなった。それが、生きづらさの大きな要因になっているのではないでしょうか。「生きづらさ本」の急増書店に行くと、「生きづらさ」に関する本が目立ちます。たとえば、『消えたい もう終わりにしたいあなたへ』『考えない練習』『本当の私を見つけに行こう』こうしたタイトルの本は、今や珍しくありません。一方で、バブル崩壊やリーマンショックといった社会全体が不況に傾いた時期には、こうした「生きづらさ」を前面に出した本はそこまで多くありませんでした。代わりにあったのは、現状を受け止めて前向きに生きようというタイプの本。たとえば私が企画・編集を手がけた『小林正観さんの人生のシナリオを輝かせる言葉』はその一例です。つまり今は、不況よりも「情報過多」による生きづらさが広がっているのだと思います。情報が生きづらさをつくる便利になった反面、私たちは日々、大量の情報を浴びています。SNSを開けば、他人の成功や華
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