「週刊少年ジャンプの発行部数は、今や100万部ほどです」
そう聞いて驚く人は少なくないでしょう。
30年近く前、ジャンプは600万部を誇っていました。電車の中でサラリーマンも学生も同じ週刊誌を広げていた光景は、今では信じられないほどの「日常」でした。
これはジャンプに限った話ではありません。私が在籍していた講談社の『週刊少年マガジン』も、全盛期には440万部に達していました。
護国寺にある講談社本社ビルで働いていた新人時代、倉庫を見学したことがあります。そこには返品された大量の雑誌が山のように積み上げられていました。
「地震が来たらがけ崩れのように崩れ落ちるな」
そう思うほどの量でした。
400万部の1%、わずか1%でも4万部が返品される。そんな規模で出版業は動いていたのです。
雑誌の崩壊とウェブへの転換
かつては『週刊現代』『FRIDAY』といった週刊誌も数十万部単位で売れていました。しかし今、部数は激減。紙の雑誌だけではビジネスが成立しなくなり、各社はウェブ版へとシフトしています。
多くの週刊誌は課金型のウェブメディアを立ち上げ、記事をオンラインで売るようになりました。中には紙では出せないような「より刺激的なコンテンツ」をウェブで提供し、収益を確保するケースもあります。
要するに――雑誌の世界は、紙からウェブに“置き換わった”のです。
書籍にも迫る同じ波
この流れは、静かに、しかし確実に「書籍」の世界にも広がっています。
紙の本を出したい、と考えている人はまだまだ多いでしょう。けれども商業出版は、かつての雑誌のような体力をすでに失いつつあります。出版点数は増えていても、1冊ごとの部数は減り続けています。
大手出版社に原稿を送り、担当者の目に留まるまで待ち続ける――そんな「紙のデビュー戦略」は、現実的にはどんどん厳しくなっています。
今、本を出したい人に必要な発想転換
ではどうすればいいのか。
私が強くお伝えしたいのは、「電子書籍で、早く、きちんとデビューする」という選択です。
電子書籍は「誰でも出せる」と思われがちですが、実際には「読者に届くかどうか」「内容の信頼性があるかどうか」で大きな差がつきます。だからこそ、商業出版の編集基準で作られた電子書籍は圧倒的に強い。
・あなたの事業や専門知識を広めたい
・自分の体験を形にして残したい
・名刺代わりになる一冊を持ちたい
こうした思いを持つ人にとって、電子書籍はもはや“選択肢”ではなく“必須”です。
待つよりも「出す」
雑誌が紙からウェブに移行したように、本も「紙から電子へ」が当たり前の時代に入りました。
出版の世界に長く関わってきた立場から言えば、「待っていても声はかからない」のが今の現実です。
だからこそ、あなた自身が動くこと。
そして電子書籍という形でデビューすること。
それが、これからの時代に自分の言葉や経験を読者に届けるための、一番確かな方法です。
まとめ
雑誌の崩壊は過去の話ではなく、今も進行中の現実です。
そして同じ波が、静かに書籍にも及んでいます。
もしあなたが「本を出したい」と思っているなら――
その思いを紙の商業出版に託して待つよりも、きちんとした電子書籍で自らデビューする道を選ぶべきです。
それがあなたの存在を広く伝え、次のチャンスを呼び込むきっかけになるのです。