コペルニクス:ポーランドの天文学者、『天球の回転について』。中世を通じて、アリストテレス、プトレマイオスの天動説がキリスト教の宇宙観になっていたのに対し、ピタゴラス派の主張を受けて地動説を完成させました。
ブルーノ:イタリアの哲学者。神は無限なる宇宙の生命そのものと見なす汎神論的宇宙論を説き、地動説を支持したため、異端者として火刑に処されました。
ガリレイ:イタリアの数学者・物理学者、『天文対話』。宇宙や自然を「第二の聖書」と考え、仮説を実験によって実証し、数学的に論証することで近代科学の方法を創始し、宗教と科学を分離します。天文学・力学分野で実験をもとに慣性の法則や自由落下の法則(落体の法則)を発見し、近代物理学の基礎を築きました。また、『天文対話』で地動説を支持しましたが、宗教裁判にかけられて自説を撤回しました。
ケプラー:ドイツの天文学者。ティコ=ブラーエの天体観測によって得られた精密な観測値に基づき、惑星が楕円軌道を描くという法則を発見して、伝統的な宇宙観に変更を迫りました。
ケプラーの3法則:
(1)第一法則(楕円軌道の法則)~惑星は太陽を1焦点とする楕円軌道を描く。
(2)第二法則(面積速度の一定の法則)~惑星と太陽を結ぶ直線は等しい時間に等しい面積を掃く。
(3)第三法則(調和の法則)~任意の2惑星の公転周期の2乗は太陽からの平均距離の3乗に比例する。
ニュートン:イギリスの数学者・物理学者・天文学者、『プリンピキア(自然哲学の数学的諸原理)』。地上から天体までのあらゆる自然現象の運動を統一的に説明し得る根本原理(運動の法則、万有引力の法則)を発見することで古典力学を確立し、近代的な自然哲学を構築、機械論的自然観(⇔目的論的自然観)に道を開きました。
ニュートンの運動の3法則:
(1)運動の第一法則(慣性の法則)~物体に外部から力が働かない時、またはいくつかの力が働いてもそれらの力がつりあっている時は、止まっている物体はいつまでも静止を続け、動いている物体は等速直線運動を続ける。
(2)運動の第二法則(運動方程式)~物体に力が働くと,力の向きに,力の大きさに比例した速度の変化。加速度) を生じる。
(3)運動の第三法則(作用反作用の法則)~物体Aから物体Bに力を働かせると、物体Bから物体Aに、同じ作用線上で、大きさが等しく、向きが反対の力が働く。
目的論的自然観:自然界の現象は一定の法則によって規定されているという見方。
機械論的自然観:自然を機械のような存在としてとらえ、自然界の事象を物理的な因果関係のみによって説明する見方。デカルトの物心二元論やニュートンの力学はこの立場に立ち、ここから自然の支配・利用が進みました。