映像ディレクターってどんな仕事?

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初めまして。現役映像(動画)ディレクターのキノタクと申します。ココナラに登録してまだ日が浅いですが、このサービスにもブログ機能があることを知りました。そこでまずはフリーランスの映像(動画)ディレクターである自分が日頃どのような業務を行なっているか少し知っていただけたらと思い、ここに思いつくまま書き連ねていきたいと思います。

映像(動画)ディレクターの仕事とは?

まず「動画」という言葉を使うのが実はしっくりきてなくて、自分が主に作って納品しているのは地上波のテレビ番組です。まるごと一本作ることもあれば、番組内のあるコーナーのVTRだけ請け負うということもあります。なので昔の言い方だと「TVディレクター」ということになるんでしょう。ただ映像を作るというスキル・ノウハウは放送以外のWEB等でも共通しているので、このサービスでは映像(動画)ディレクターを名乗っています。

ディレクターって何をする人なの、とたまに聞かれることがあるのですが、自分はこのように例えて説明しています。まず、放送枠なり誰かのアカウントなりをひとつの土地、何も建物が建っていない更地だと考えてください。そこに土地の持ち主(=放送局なりクライアント)が何らかの建物を建てたいと思っている。その望みを聞いて具体的な図面(台本)を用意し、必要な職人さん(カメラマン・音声さんなど)と材料(出演者・消え物・小道具・衣装など)を手配し、工事の間ずっと現地に立ち会って(ロケ)、最後まで建物を完成させて(編集・録音)引き渡す、いわば設計士兼現場監督にあたるのがディレクターです。

わかりにくいですか。そうですね。残念ながらちょっとこれ以上いい例えを思いつきません。また考えておきます。

映像の設計士兼現場監督ですので、例えば図面を引ける人間がいないなら自分で引く(台本を書く)し、大工さんや左官さんが足りなかったり予算がないときには自分で工事(撮影)することもあるし、といった具合に、それぞれの場面にはそれぞれのスペシャリストがいて行なってくれる作業を自ら代理するという技術も求められます。もちろん専門職の人と較べた場合、到底水準は敵いませんが、一通り精通していることが求められます。

また撮影・取材対象についての知識も求められます。料理番組ならば調理工程のどこがおいしさを左右するポイントで、かつおいしそうに撮れるか。神社仏閣をを紹介するならばその建築様式の時代背景やどこに美しさの鍵があるか。さまざまな分野において広く浅く知っている必要があります。

撮影の際は限られた時間と予算の中でいかにムダなく、かつスタッフや出演者が無理せず快適に、気持ちよく進められるかという事前の段取り・許可申請・打ち合わせ・シミュレーションが不可欠です。

そして編集作業は動画・映像の出来を決定づける、撮影と並んで最も重要な作業です。冗長ではなく簡潔に情報を伝えているか。リズムはいいか。出演者の心理や感情は自然に見えるか。何より、視聴者の興味が持続するか……。計算し、留意しなければならない点は数多くあります。最も時間がかかり、また個人の裁量に委ねられる、責任の重いパートです。

自分の場合は放送業界がどんどん元気がなくなり、予算を削られていく中でキャリアを積んでいったので、アレもコレも自分ひとりでなんとかする、という現場がたぶん比較的多くあり、その都度スキルを学んできたので、かなり器用貧乏になっているかもしれません。

とまあ、いろいろ小難しいことを書き連ねましたが、要は地味な苦労の積み重ねがディレクターの仕事の全てです。「チャラい仕事」というイメージが仮にあるかもしれませんが、ぜーんぜんそんなことないんです。

それでもやっぱり自分の作った映像を大勢の人に観てもらえて、気持ちを動かすことができたときはやっぱり報われます。逆に上手くできなかったときも、次はもっと上手くやってやる、と瞳の中に炎をたぎらせます。

ありきたりな言葉ですが、情熱がないと続けられないな、と思います。以前、YouTubeのキャッチコピーで「好きなことで、生きていく」というのがありましたが、実際好きなだけでは務まりません。好きなことが上手くできないと、どうでもいいことの何倍も落ち込むし、心がボッキボキに折れます。それに好きなことを好きなときに好きなだけやって生きていけたら気楽でいいですが、それでは絶対に他の同業者に負けるし、後から来た人にも追い抜かれます。「好きなことを、嫌いになるまでとことんやって、それでも好きでいた者だけが残る」これもどこかで誰かが言っていた言葉ですが、まさにその通りだと思います。

偉そうに書きましたが、今後空いた時間にあれこれ、映像制作のTipsや、映像製作者の本音などちょこちょこ書いていきたいと思いますので、ヒマでヒマで死にそうなときにでも読んでくだされば幸いです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
どこかで何か機会があれば皆様のお手伝いをぜひさせてください。










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