はじめに(今回はじめて読む方)
音のもつイメージを捉えようというのが大テーマの記事です。
文学的表現の向上やワンランク上のコミュニケーションを目指す方向けの文章となっておりますので、乞うご期待。
基本説明
「え」は母音音素のひとつであり、口を開け、舌を中央付近に持ち上げながら発音されます。口蓋と舌の間にスペースを作り、のどからの息を自然に出すことで響きを生み出します。発音は短め、中音域で発声されやすい特徴があります。
ではみなさん、せーの!「えーーーーーーー」
想起イメージ
さあここが本記事のメインです。「え」の音から導びかれる感性、感覚、感情といったものを深掘りしていきます。
・明るい朝日のような「え」
明るく開放的な響きを持っています。
・軽やかな風のささやきのような「え」
短めの音で、中音域で響くため、軽やかな風のささやきのような印象を与えます。
・清涼な水の流れのような「え」
明快でクリアな響きを持ちます。
・活気に満ちた市場のような「え」
活気に満ちた光景を連想させるような響きをもっています。
まとめ:明るさ、開放感、軽やか、明快、クリア、活気
このような印象を得られるのが日本語における「え」の音です。
これらはポジティブな意味合いをもつこともあれば、語の内でネガティブなニュアンスを付加する方向に作用することもあるでしょう。
単語・オノマトペ
上記のイメージを想起させる「え」音からどのような単語がつくられているでしょうか。ここでは例によって日本語の単語を考えていきます。
・「えがお」…明るさ
・「えー(嫌だよ)」…明快、活気(ネガティブな)
・「ぺらぺら」…軽やか
・「エイエイオー」…解放感、活気
「え」音のイメージはつかめてきたでしょうか。子音など他の音の要素も含まれてくるので、「え」のイメージだけで出来上がっている言葉となると難しいですが、ほかにもさまざまな言葉がありますので、いろいろ探してみるのもおもしろいですね😁
他の母音との比較
「え」は他の母音と比較すると、その明るさと短さが特徴です。例えば「あ」と比較すると、「え」はより明るく軽快な音を持ちます。また、「い」と比較すると、「え」はより開放的で口を広げた音を持っています。
最後は実践です!「えーあーえーいーえーうーえーおー」
どうですか?一音ずつ印象の違いを比較してみましょう。
以上、「え」の話でした!ありがとうございました!次回は言わずもがな。