教会で何かをもらったのか…時間が止まる『前編』nonfiction

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コラム
気になっていた教会に行ってみたんです。
なぜかって?

外から見るステンドグラスがとても綺麗で
中からみれば、それはそれは綺麗なんだろうと。

構えていたわけではなく、思いついてスッと駐車場へ入る。
私の知る限り、結構大きな教会。

大きな駐車場に、車が数台まばらに駐車されている。

やっぱりやってないよね。

閉まっていて、中に入れないだろうと思っていたが
とりあえず車から降りてスロープを登り、入口まで行く。

警戒ゼロの入り口が大きく口を開けている。
入れるんだ…。

誰もいない…ホールへゆっくり入ると、事務所のような場所から
少し小声が聞こえる。

首だけ伸ばし、振り向くと、年配の男性が、
「うわっ…」びっくりしたのか全身を一瞬硬直させる。

そして正面を振り向きなおすと、事務所からシスターが顔を出して
にっこり笑みを浮かべた。

「どうされましたか?」訪ねてきた。

一瞬ビックリしたが「見学してもいいですか」訪ね返す。

「どうぞ、いいですよ」笑みを浮かべ答える。

ゆっくり事務所から出てきて
「これとこれ、それとこれは、お持ちいただいていいですよ」
テーブルに並べられているチラシを指さし終えると静かに事務所へ戻った。

事務所の壁面上にある写真を見ていると
先ほどの年配の男性が声を掛けてきた。

「歴代の神父です、この人は今、支社に行ってますね」
答えると静かに自分の仕事へ戻った。

誰もいなくなると時間が止まったようだ。

ホールからゆっくり礼拝堂に目を向ける。
今まで見たかったステンドグラスがゆっくり目に入ってくる。

そして、礼拝堂へゆっくり足を踏み入れる。
誰もいない礼拝堂、時間が止まっている。

カラフルなステンドグラスが目から脳内に入ってくる。
脳の奥で止まったまま、感慨無量。

最大限にリラックスした状態で、
まるで、熟睡して目が覚めたばかりの布団の中。

何秒だろう?何十秒?数分だろうか?

その場に立ちすくむ。
なんと言って良いかわからないこの感覚。


その時…。


結わえられていた青いカーテンが風で大きく揺らいだ。
それでも時間は止まっていた。なんとも不思議な感覚。

礼拝堂の中をゆっくり回って、窓から外にある植栽が目に入った。


その時…。


突風が吹いたように植栽が大きく揺らいだ。
それでも時間は止まっている。

時間は止まったまま。
ずっと止まったまま。


※カバー画像はすべて、私の撮影したものです。
他の画像も見て頂ければ、幸いで御座います。
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