【 真夏のひんやりする話・3rd 】 nonfiction
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コラム
むかし、むかしの話
自宅から友人と2人で、レンタルビデオを借りに車で移動。
(DVDの無い時代は、ビデオ屋しかなかった)
運転は、わたし。
ビデオ屋までは、2km弱。
ビデオ屋の少し手前に、片側2車線の太い幹線道路がある。
その太い幹線道路をしばらく走り、交差点に差し掛かる。
交差点の手前の横断歩道を・通・過…
交差点の中央から、奥の横断歩道に差し・か・か ・ る ・ 前…
ブレーキを強く踏んだ!
「おっ?どうした?」
友人の声が聞こえた。
アクセルを踏みなおし、事情を話す。
一瞬、同じ景色なのに周りは真っ暗。
その目の前の横断歩道を、1匹の猫がこちらを向いて横断している。
轢いてしまうと思い、強くブレーキを踏んだと…伝えた。
そう驚く様子もなく、「大丈夫かぁ?」と一蹴された。
ビデオ鑑賞し解散。
昼の出来事をすっかり忘れて、
暗い道のり、一人、車でビデオを返却しに行く。
例の場所で、猫がこちらを向いて横断している。
そう、同じシチュエーションで。
分かっていたことなので、ブレーキはそれほど掛けず。
慌てることは無かったが…
心臓は、高く鼓動していた。