壊れたタイムマシーンビジネスと歴史の使い方

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ビジネス・マーケティング
僕はすごい印象に残っている格言的なのがあって、「会社の成長速度は社内に一番遅い人に合う」よっていうのがあります。

これがほぼ確実なんですよね。

要は社内で一番足を引っ張ってくれてる人の成長速度が会社の成長速度とイコールになっちゃう。

その一番遅かったポジションにいたから身に刻まれるように覚えています。

そして、ビジネスって世の中に新しいものと古いものっていうのが現れているように見えるんですよね。

実は新しくも古くもなくて、回転してるだけっていうのか、循環してるだけっていうか、常に繰り返してるだけっていう話なんです。
Firefly すごく回転している猫 25809.jpg

一番大きな結論から言うと、新しいものに振り回されて結局無駄な時間を使っているっていう人が多すぎると感じています。

なので長期間続くもの、息の長いものを追求する道をみんな歩んでないから結局全部中途半端で終わっていく。

基本的に市場は変化します

この先んじる方がいいのか?ともに変化するのがいいのか?これに関しては、基本的に先んじようとしたことによって、失敗する確率は結構上がります

先んじるとかアイデアマンとか画期的とかみたいなことは、何かすごい危険がめちゃくちゃ伴ってるってことは認識しておいた方がいいんです。

リスクを最大限まで減らして先んじる方法っていうのがあります。

それはダン・ケネディがずっと言い続けてる「でも私のビジネスは違う」って言うなっていう話ですね。

ついつい言っちゃうじゃないですか?僕の業界では使えないなぁとか。

つまり歴史から学ぶことも重要なんです。

ここでいう歴史とは、業界の歴史ではなく、他の業界の歴史で起こったイノベーションが自分のビジネスでも起こせないかどうかっていうところを常に自分の中に入れておくことです。
Firefly 歴史的イノベーション 54517.jpg

一昔前は情報の伝達スピードが遅かったから、タイムマシンビジネスって言って、アメリカで起きたことが5年後ぐらいに日本で起こるみたいなことで食ってた神田正則さんが有名ですよね。

今はもうアメリカで起きてることを瞬時に次の瞬間には日本に来ますので、できなくなってるわけなんだけど、業界ごとのタイムマシンビジネスは当然のようにできます。可能です。

背景が同じで、同じような痛み、同じような悩み、同じような前提になったときに新しい可能性を探すための方法として他の業界で起きたことっていうのは、当然に起きてきますよね。

さらに未来予測できる方法があって、それが何かっていうと、歴史的に起きたことは必ずもう1回起きていくっていうことです。

実は一番初めに注目された企業は大体上場できてないんですよ。
Firefly 会社が上場して喜ぶ猫 45524.jpg

そこに可能性があるってわかって、そこをぶっ潰すためだけに全部用意したところが上場するんですね。

結局これは色々リサーチすれば実感しますけれど、歴史が証明しています

実は、そのベンチマーク業界でトップっぽいやつを必ずぶっ潰すように全業界出来ています。

まだGoogleがぶっ潰されてないんですけど、歴史的にはGoogleも他のものをぶっ潰してきたんですよね。

すごくわかりやすいのはインターネットが既存のメディアをぶっ潰したじゃないですか。

これが大きな歴史から学ぶその業界の成功事例じゃなくて、歴史的な繰り返しから学ぶこと。

先んじる人たちっていうのは、疲弊度が半端ないですよ。

常にクリエイティブしてるから疲弊する。

想像を絶するほどにめちゃくちゃ疲弊するんすよ。

でも、後発の人はもうなぞるだけ

競馬のゲームで言うと、逃げ馬と超強い差し馬みたいな話で、逃げ馬は持ったスペックで頑張っていかないといけないので、体力回復も後からスペック足していくしかないんですよ。

けど、差し馬は結構逃げたあたりでワープして体力万全で横に行って、逃げ馬を超えるために必要な投資とかリソースを全部集めて抜き去ってるんですね。
Firefly 競馬場で悲しんでいる猫 25809.jpg

基本的には先行した方が損なんですよ。実は。

先行者利益みたいに見えてるのは、実は市場を作り出した人たちだけが先行者利益って言うんですよ。

つまりもうこういうのがあるんだよって言って、後から入ってくるやつらが稼ごうとしてるパターンですね。

もっと言うと、市場を先行者で入った人が稼いでるわけじゃなくて、先行者で市場を作った人は稼いでます

実は先行者利益を稼いでるように見える人は、よ~く観察していると先行者を潰した人が稼いでるように見えてます。

こっちの方が歴史的に多い。

ということは、自分が先んじるのは馬鹿のすることですね。(言い過ぎ)

だからあなたにお伝えしたいことは、歴史から学んで、自分が疲弊される逃げ馬にだけはならないでください

つまり需要が先なんですよ。

そして市場創造が後なんですね。

実は新しく見えるんだけど、出来レースは駄目なんすよ。

新しいかどうかを開拓しに行ってないんですね。

ビジネスはそんなことしちゃ駄目なんです。

ただ、市場にとって新しく再登場してるだけなんですね。

これが結構巨大なポイントです。

先んじてるんじゃなくって、そこに需要があることを見つけて市場に再登場することによって先んじているように見せてるわけです。

だから実は僕が考えているのは群衆が先、そこに大量に群衆が集まってるときに柵をガチャって用意して、ほら、餌だよっていうようなモデルだと思っています。

あえて言葉を選ばずにあなたの記憶に残ればと思っています。

もしもあなたがビジネスをやるなら失敗のリスクは少しでも減らしてほしいし、成功確率を1%でも上げて挑んで欲しいです。
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