夫婦で学生をしていた2年間

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学び
2019年4月から2021年3月まで私と夫は大学院生だった。
二人とも社会経験を経てから大学院に戻り、それぞれ何かしらの熱い思いを持って再び学びの門をくぐることを決意した。
しかし小さい子供を育てながらの学業は本当に大変で(特に夫は仕事もしていたので)、毎日をどう回していくかで精一杯だった。
それでもやっぱり、一緒に大学院に行って良かったと思うことも多くあった。
そんな良かったことを書いてみた。

1. 違う分野の研究の話が聞ける
私は看護学であるが、夫は全く違う分野の研究をしていた。

私は健康科学分野の研究論文ばかりを読んでいたので、夫が読む研究論文は解析方法や研究の視点などが目新しかった。
夫がいなければ読むこともなかった論文があり、看護学分野で同じような手法で研究したらどうなるか、考えることはとても楽しかった(どうしても看護に結び付けてしまうのはもはや職業病・・・)。
夫が研究について相談する相手になってくれたことは、研究を造りあげていく上でも、共通の趣味について語り合えるという点でも、私の生活をより楽しいものにしてくれた。

2. 学生限定のアプリケーションや文献がシェアできる
学生だとアプリケーションの購入価格が優遇されることがよくある。
大学全体で契約しているものであれば、無料で利用が可能である。
また、そんなに沢山使うわけではないが、あるとちょっと便利なアプリケーションや試しに使ってみたいアプリケーションについては、夫とシェアすることができた。
大学内でしか利用できないアプリケーションがあったのだが、コロナで登校できなくなった時に、幸いにも同じアプリケーションを夫が持っていたことで大変救われた。
利用することで作業時間が8分の1ぐらいに短縮できたのだが、購入価格が数万するものだったので、夫が持っていると知った時は結婚して良かったと改めて思った瞬間だった。

3. 学生ならではの相談相手になることができる
大学院では授業も多く、授業と並行してゼミでの研究発表があるものだから、夫も毎週のようにプレゼンテーション資料を作っていた。
いくら自分がやりたくて大学院に進学したとはいえ、限りある時間の中で課題をこなしていくのは本当に大変である。
一つ終わらせても次の課題がチラついてくるのはかなりのストレスだ。
研究発表の時期が私と夫でズレていたことは、本当に幸いであった。
お互いに学生だったからこそ、それぞれの状況について理解し、学業とは別にこなさなくてはならない育児や家事について、解決策を共同して模索して実行することができた。

4. 共同研究ができる
分野の違う研究者が共同して研究することが増えてきている。
看護学研究だと、ニーズを発見することには強いのだが、情報利用や技術応用については弱い。
こんな状況もあり工学研究者や情報学研究者との共同研究発表が注目されてきている。
共同研究者となり得る人物が家庭内にいることはとても心強い。
一歩間違えると喧嘩になりかねないのだが、”こんなことやりたい”という、まだ精錬されていないぼんやりしたニーズについて、夫は解決方法を私とは違った視点で忌憚なく意見を出してくれる。
同じ苗字で研究を出すのはこそばゆいが、いつか一緒に研究発表したいと思う。
今、夫とソファに座ってビールを飲みながら振り返ってみると、とにかく忙しくて、二人そろって修了できるのかという不安と戦い続けた壮絶な2年間だったと笑い話になっている。
それでも支え合いながら過ごした2年間によって、夫婦としてだけではなく、学びつづける仲間となれたと実感している。

(2021.6.21 自身のブログより再掲)

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