当時の中国は大日本帝国よりも貧しくて資源も乏しい国でした。そんな国に攻め入った理由は何か?いまだに戦史研究家の方が首をかしげるほどですが、私はアヘンだと思います。海軍が石油を取りに行った戦争ならば陸軍はアヘンを取りに行った戦争を遂行していた。確かに登戸研究所が作ったであろう偽札とか軍票でしのいだりもしたんでしょうが、それだけで何十万から何百万もの兵士を食べさせることは不可能です。ですが現地でアヘンを取りに行くと奥へ奥へと進軍するため、そこには戦略も何もあろうはずがない。その前提に立てばなぜあんなに帝国陸軍が奥へ奥へと進軍したかが見えてくるんです。しかも東京裁判ではアヘンで儲けた商人たちがただの1人も裁かれませんでした。もちろん元凶はアヘン貿易で儲けたイギリスに決まってるし、このあたりに戦勝国が敗戦国を裁く欺瞞が垣間見えます。では今回の第二次日中戦争はどうか?残念ながら沈黙の艦隊みたいな原潜同士の華々しい決戦は起こらないだろうし、よしんば中国の原潜に勝てたとしても戦局を左右するインパクトはありません。どころかアジアの海は非常に入り組んでいて海底の地形も複雑なので、洞爺丸の近藤船長並みの細心な操艦技術が求められます。近藤船長は2隻の船の船長を兼任するほど有能で、なおかつ1度も船体にキズを付けたことがない。確かに海の戦いでは日本が有利かもしれませんが問題は空の戦いです。日本は無人航空機を持っておりませんからアメリカやイスラエルと全く同じ立ち位置。なのでイラン攻撃の二の舞を演じるのが関の山。しかもこの頃になれば迎撃用ミサイルとのコスト差が今以上に開き、数百倍にもなっているでしょう。ですが迎撃用ミサイルはその価格がバカ高くって急には安くなりませんし、ドローンほどのコストダウンは期待できない。どころか更にコスト差が広がる可能性が極めて高いため、アメリカやイスラエル以上に地獄を見るでしょう。かつてあれだけ期待された戦艦大和や武蔵と同じく原潜は使えませんし、この頃には水中ドローンがアジアの海を席巻しているかもしれません。もしかしたら太平洋戦争みたいに原潜が中国本土を攻撃するかもしれないけれど仮にミサイルを撃ち込めば国際世論に厳しく糾弾されるでしょう。空が脆弱なままの日本がこれ以上海の防備を固めても意味ないし、ましてや中国との戦争にも使えない。そろそろこの国に原潜保有が全く無意味だと気付いてほしいですね。