こんばんは。臨床心理士のかすがです。
今夜も一日、本当にお疲れ様でした。
空飛ぶタイヤ
という池井戸潤
実業之日本社
480ページある小説を読了しました。
著者の小説は、半沢直樹や花咲舞などのドラマ化した作品も多く、
本作は組織で働く人や中小企業の実態をよく取材して書かれているんだろうなと感じた作品でした。
さて、一日の終わりにふと立ち止まったとき、こんな風に感じたことはありませんか?
「どうして私は、いつも同じような人間関係で落ち込んでしまうんだろう」
「一度モヤモヤすると、どうやって気持ちを立て直せばいいのか分からなくなる」
落ち込んでいる最中というのは、まるで深い霧の中にいるようなもの。どこに行けば抜け出せるのか、何が原因で道に迷っているのか、自分一人では見えなくなってしまいますよね。
イギリスの臨床心理学者が教えてくれる「自分を知る」ヒント
イギリスの臨床心理学者であるジュリー・スミス先生は、こんなことを言っています。
「自分の経験を丁寧に掘り下げて、誰かに話したり、書き留めたりしていくこと。それが自己認識力を高め、『何が自分の状況を良くして、何が悪化させるのか』に気づきやすくしてくれる」
つまり、心の中でぐるぐると考えているだけでは見えない自分の姿も、「言葉にして外に出す(話す・書く)」ことで、初めて客観的に眺められるようになるということです。
頭の中のモヤモヤを誰かに話してみると、こんな「自分のパターン」に気づけるようになります。
悪化させるもの: 「あの人の語気が強まったとき」「無理に良い顔をして引き受けたとき」
好転させるもの: 「ただ『つらかったね』と共感してもらったとき」「自分の本音を口に出せたとき」
これに気づけるようになると、あなただけの「心の取扱説明書」が手に入ります。
次にモヤモヤがやってきても、「あ、いま悪化スイッチが入りそうだから、少し距離を置こう」「好転させるために誰かに話そう」と、自分で自分の心を守れるようになっていくのです。
対人距離感や自分の感覚をセンサーにすることができることがメンタルを保つには大事なことです。
思いつくままに散らかった言葉を口に出し、それを誰かに受け止めてもらう過程そのものが、一番の掘り下げになります。
自分の発した言葉を自分の耳で聴くことで、「あ、私こんな風に思っていたんだ」と心がすーっと整理されていきますよ。
あなただけの「心の整理」をしませんか?
あなたが自分自身の心と優しく向き合い、心地よい「取扱説明書」を見つけるお手伝いをさせてくださいね。
👉 ふらっと5分で雑談。臨床心理士が心の整理手伝います
📖 あわせて読みたい(前回の記事)
「いつも私さえ我慢すれば…」と周りに気を遣いすぎて疲れてしまう方は、ぜひ前回の記事も読んでみてくださいね。
👉 【読むメンタルケア vol.10】「私さえ我慢すれば…」に疲れた夜へ。心の重荷をふっと降ろす、10分間の抜け道
明日、あなたの見える景色が少しでも優しいものでありますように。
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それでは、今夜は安心してゆっくりとお休みください。おやすみなさい。
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