ゼロ円マイホームの肝をお伝えします。
それは、「プロジェクトマネジメント」です。
ゼロ円マイホームを一つのプロジェクトとみなして、このプロジェクトの予算以内で、スケジュール通りに、品質を保ちつつ経済的メリットが得られるように管理することです。
まぁ、一般の人が賃貸併用住宅を作ろうとしたときに、
我々は建築のプロでもないし、
住宅ローンのプロでもないし、
設計のプロでもなし、
不動産管理のプロでもない。
それぞれの専門的部分は業者に任せるのですが、そのスコープ(作業内容)決定については、実に様々な要素を考慮して決めなければなりません。
そんな状況でどうやって「ゼロ円マイホーム」プロジェクトを前に進めるのか?というと、それはうまくステークホルダー(利害関係者)の力を借りて、その力を最大限引き出す環境を整えることです。
ステークホルダー(利害関係者)は以下のような人達です。
不動産業者(建築業者):土地探し
建築業者:建築(設計・施工を含む)・住宅ローンあっせん
賃貸仲介業者:賃貸需要ヒアリング、完工後の管理依頼
保険代理店:火災・地震保険
銀行:住宅ローンの手続き
あなた(家族):各ステークホルダーとの調整
難しそうに聞こえるかもしれませんが、要は、協力してくれる人や業者さんが仕事しやすいように調整をしていく、事になります。
そして協力してくれる人や業者さんを選ぶことが我々オーナーの最初の大きな仕事ですね。
最初はやったことがなかったので、ビビりながらのスタートだったのを思い出します。
ビビりながらも実際にやってみると、ただ全体を見て調整するだけの作業。
日本の業者さんはそれぞれ時分の与えられた責任を果たそうと頑張ってくれます。
それを応援する形ですね。
基本的には、お金で解決することが多いのですが、資金に余裕を持たせることで十分クリアできます。
お金がかかれば、当初の経済性を満足することはできないかもしれません。
しかし、あまりに自分のルールに固執してもプロジェクトとして完成しなければ得られるものはゼロなんです。
ここはバランスが大事。
「理想を貫いて何も得られないよりも、妥協して理想の70%の現実を受け取る」
そんなマインドが大事です。
自分の我を貫くところと妥協するところ、バランスを考えて進めます。
あなたを含む家族全員の最終ゴールがぶれない様に常に現在の仕事がゴールに近づく一歩となっているかを確認してください。
組織の管理と言っても必要な人に必要なタイミングで連絡を取るだけです。
同じ業者さんでも、窓口(営業)は誰で、設計は誰々、電気はや誰々、外構は誰々、、と別れていることが一般的です。
きちんと把握して適切にコミュニケーションしましょう。