子育てをしていると、
子供の行動で「どうしてそうなるの?」「なんでそんなことするの?」と、
親の自分には理解できずに、
悶々として、悩んだり、イライラしてしまったりすることってあると思います。
でも、ホメオパシーの数多くのレメディを知っていくと、
自分とは違ったあらゆるキャラクター像が手に取るようにわかり、
理解できなかった子供の行動に少し納得し、腑に落ちることがあります。
今回も前回と同じように、
お子さんに使用されるレメディの特徴について書かれた本、
「The Homeopathic Treatment of Children (Paul Herscu,N.D.著)」を要約して、
子供にもよく使用されるCalcarea carbonicaカルカレア・カーボニカという
牡蠣の殻のレメディについて、ご紹介したいと思います。
レメディを知っていただくことで、お母さん自身が
お子さんへ抱えている悩みを少しでも和らげてもらえると、
私自身もとても嬉しいです!
(↓ 前回、ご紹介したTub.チュバキライナムのレメディです)
Calcarea carbonicaカルカレア・カーボニカが子供の成長に必要になる時は、
歯が生えるとき、成長期、歩行訓練時、骨の損傷など、
甲状腺とカルシウム代謝の問題がある時です。
●遅さ
Calcarea carbonicaカルカレア・カーボニカは、
身体的にも精神的にも発達が遅れていることがあります。
具体的には、歩行や会話の遅れなどが挙げられます。
理解力の遅さと新しいスキルの習得の遅れがみられるのですが、
これは単に能力不足という訳ではなく、
子供が新しい情報をより注意深く理解し窮するために、
意図的に発達を遅らせているのです。
そのため、記憶障害を伴うことも多いことがあります。
また、新しい情報を吸収するのにも時間がかかるため、
理解が遅いことがあります。
知的能力に関しては、2種類のタイプがあります。
①精神的なストレスで、努力ができない
精神障害や学習障害で、学校のクラスについていけない。
読む、書く、話すなどの言語スキルで間違いを犯してしまい、
一生懸命勉強して、何時間も宿題に時間を費やしても、
頭痛や眼精疲労に悩まされ、思うようにいかないケース
②地道に勉強して、優秀なタイプ
他のクラスメートと同じくらいの成績を収めるには、
かなりの時間を要するけれど、一歩一歩習得していくケース。
●内向性
Calcarea carbonicaカルカレア・カーボニカはの子供たちは、
自分が他の子達よりも遅いことに気づいている場合が多く、
笑われることを避けるために、静かで引きこもりがちにになることがあります。
この内向性が自立心を促し、母親が家事をしている時にも
一人で遊んでいることができる子供です。
●慎重さ
とても用心深く、新しい情報を消化し、頭の中で整理できるまで、
少しの間は新しいものを拒否します。
2歳の咽頭炎の子供のケース
新しいおもちゃを手に取ろうとしない。
ずっと見つめて、1分ほど遊んで、また置いてしまう。
その後は、おもちゃをじっと見つめたまま、また触るが、また置いて
じっと見つめるという行動。
好奇心が警戒心を勝るまで、この行動が繰り返される。
●柔軟性がない
一つの課題を終わらせるのに、とても時間がかかります。
4歳児のケース
母親がこの子に頼み事をして、「はい」と返事したものの、
まだ目の前のことを続けている。
母親は、子供が言うことを聞かないと怒るが、
次の課題に移る前に、今目の前にある課題を終わらせたかったから。
一つ一つの行動を頭の中で整理して、終わらせないと次へ移れず、
すぐに考えを変えることができない。
とてもマイペースな子供。
●頑固さ
Calcarea carbonicaカルカレア・カーボニカの主要なキーワードです。
1歳の男の子のケース
歯が生えたり、耳が痛くなるたびに、激しい癇癪を起すようになった。
ある事を親から禁じられて、子供が怒り泣きなし、床に倒れこんで、またしてはいけないことをやろうとしたケース。
癇癪もよく起こし、床を蹴ったり、拳で叩き続けたり、親自身があきらめざるを得ない状況になることがあります。
●独立心
頑固さを表すように、知らない人でも真剣なまなざしでじっと見つめることがあります。
生まれつき独立心が強く、セッション中も母親とホメオパスが話している間、長時間集中して一人で遊んでいることができる子供です。
また、自分の考えを持ち、親にも自分の意見を主張できる子供でもあります。
●恐怖心
Calcarea carbonicaカルカレア・カーボニカは、
とても恐怖心が強く、暗闇や影を恐れるので、電気をつけたまま寝たがります。
クモや虫、高い所や犬、雷を怖がることも多々あります。
テレビで放送されている怖いものをみて、
チャンネルを変えたり、部屋から出ようとしたりもします。
また、将来への不安が大きく、
新しい状況に直面するときに何が起こるかをすべて知りたがります。
そのため、新学期や新しいグループでは、
Calcarea carbonicaカルカレア・カーボニカの子供はとても緊張しているように見えます。
●身体的症状
・頭
頭部に発疹ができやすく、非常に湿っぽく、黄色か白色の分泌物を出して、かさぶたになります。
頭に汗をかきやすいです。
Calcarea carbonicaカルカレア・カーボニカの乳児は、睡眠中にも汗をかきます。
・頭痛
①学校での勉強による頭痛
眼精疲労によって引き起こされます
②うっ血性の頭痛
月経前に起こり、右目や右の額に痛みが出ます。
③副鼻腔の風邪からの頭痛
・耳
中耳炎の既往歴が多いです。
また、耳の炎症と耳垂れは、冷たい風で悪化します。
・鼻
鼻風邪にかかりやすく、黄色く膿のような粘液でつまり、
酸っぱい臭いがすることがあります。
・顔
「コウノトリの噛み後」と呼ばれるあざが目と額の中央に生まれつきみられることがあります。
・口
口内炎を発症しやすく、
甲状腺機能低下症を患ってから、歯が生える時期が遅れる傾向があります。
歯が生えるときは、痛みを伴いやすく、夜中に泣き叫ぶこともあります。
・食べ物
炭水化物やチーズ料理が好き。
脂肪分が多いものを嫌います。
牛乳を飲むことで胃の不調を起こしやすくなります。
・胃
消化が遅い傾向があり、乳児では慢性的な嘔吐が起こるケースがあります。
・腹
大きなお腹が特徴的で、筋緊張が低いために臍ヘルニアを起こしやすいです。
・腸
便が大きく硬いため、便秘になりやすくなります。
便秘の時でも苦しそうではなく、むしろ陽気な様子を見せることもあります。
また、逆に下痢の症状を患うこともあり、
セリアック病や乳糖不耐症のCalcarea carbonicaカルカレア・カーボニカの子供もいます。
以上、Calcarea carbonicaカルカレア・カーボニカのレメディの特徴を挙げてみましたが、どうでしたでしょうか?
子供のレメディを一つに絞ることはかなり難しいことではあるのですが、
Calcarea carbonicaカルカレア・カーボニカのレメディは、
幅広く使用されるレメディでもあるので、身体的・精神的特徴を知っていただくと、
お子さんの参考にもなるかと思います。