繊細乙女なメスゴリラ・珍獣けだま

繊細乙女なメスゴリラ・珍獣けだま

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コラム
# 繊細乙女なメスゴリラ・珍獣けだま
### 〜繊細とガサツが奏でる、絶妙なハーモニー〜

世の中には、不思議な生き物がいる。

見た目は頑丈。
態度は豪快。
笑い声はデカい。

細かいことなど気にしない。

そう思われているのに、実は誰よりも小さなことに心を揺らしている生き物。

その名も……

**繊細乙女なメスゴリラ。**

珍獣けだまである。

今日は、そんな珍獣の生態についてお話ししよう。

## 【第一章】ガサツという名の才能

まず、珍獣けだまの日常をご紹介したい。

つい最近まで、顔を洗うのはボディソープ。

しかも、ナイロンタオルでゴシゴシ。

顔だろうが尻だろうが、同じ皮膚ではないか。

そんな独自の美容理論を長年貫いてきた。

お風呂場でシャンプーがないことに気づけば、平気でペット用シャンプーに手を伸ばす。

ちなみに、人間用シャンプーの在庫がないわけではない。

**取りに行くのが面倒くさいのである。**

そして、ここで驚愕の事実をお伝えしよう。

珍獣けだまが普段使っているシャンプーは480円。

ところが、フェレット様のシャンプーは約3,800円。

なんと約8倍の価格差である。

しかも!

髪はサラサラ。
香りもよく、消臭効果まで抜群!

**人間としての尊厳は少々失ったが、毛並みは向上した。**

※ペット用シャンプーは人間の頭皮や髪に合うとは限りません。良い子は真似しないでください(笑)

さて、掃除だって独創的だ。

四角い部屋を丸く拭く。

床掃除が終わった直後、隅っこにゴミを発見!

……。

無言。

無表情。

そして、そっと足で見えない場所へ蹴り込む。

**見えなければ、そこにゴミは存在しない。**

実に平和的な解決方法である。

食べ物を落とせば、

「あっ!落ちちゃった💦」

しかし、拾い上げるまでの判断は早い。

なぜなら珍獣けだまは、謎の「3秒ルール」を信仰しているからだ。

もちろん、衛生的な根拠などない。

ただの珍獣独自ルールである。

さらに、賞味期限と消費期限は違うという知識だけは持っている。

だが、いざ不安になったときには……

「ねぇ、食べる?」

まず夫、ウホ左衛門の口へ。

「美味い!」

と答えれば安心して、

「では、私も……」

**夫とは、人生を共に歩む大切な伴侶である。**

決して毒見係ではない。

……たぶん。

※食品の安全性は味見では確認できません。こちらも真似はしないでください(笑)

## 【第二章】頑丈そうな女に悩みはない?

そんな珍獣けだま。

ありがたいことに、周囲からはよく言われる。

「いつも楽しそうだよね!」

「おおらかでいいよね!」

「お前は悩みがなさそうでいいよなぁ(笑)」

うんうん。

そう見えるのだろう。

そして、過去にはこんなことまで言われた。

「だいたい、頑丈なデブに神経質な奴なんていないだろ(笑)」

……。

……おい。

**グーで殴ってやろうか。**

もちろん殴りませんとも。

たまにしか。

繊細な乙女ですから。

ただ、心の中で一発お見舞いしておいた。

**「残りの髪の毛、むしったろか!」**

さて。

ここで少し、真面目なお話をしよう。

**人間の見た目と中身は、必ずしも一致しないのである。**

## 【第三章】メスゴリラの中に住む、繊細な乙女

実は珍獣けだま、自分にはHSPやエンパスと呼ばれる特徴が強くあると感じている。

ここで簡単に説明しておこう。

**HSP(Highly Sensitive Person)**

周囲の刺激や人の表情、声、雰囲気などを敏感に受け取りやすく、物事を深く処理する傾向がある人を指す言葉。

**エンパス(Empath)**

他人の感情に強く共感し、まるで自分のことのように感じやすい人を表す言葉。

どちらも病名ではなく、エンパスについては明確に統一された科学的定義があるわけでもない。

そして、感じ方には個人差がある。

さて、珍獣けだまの場合。

人と話しているとき、言葉そのものだけではなく、

声のトーン。

口調。

語尾のわずかな変化。

表情。

その場の空気。

そんなものまで、ついつい拾ってしまう。

例えば、

「大丈夫だよ」

たった一言。

けれど、その言葉が本当に大丈夫なのか。

何かを我慢しているのか。

本当は怒っているのか。

そんなことまで気になってしまう。

心は勝手に反応してしまうのだ。

相手の言葉に小さな違和感を覚えたり、いつもと違う雰囲気に不安を感じたり。

すると、今度は自分の言葉を選び始める。

これを言ったら傷つくだろうか。

余計なことを言わない方がいいだろうか。

嫌な気持ちにさせないだろうか。

そして結局、

本当に伝えたかった言葉を飲み込んでしまう。

相手を傷つけないため。

そして、自分自身も傷つかないため。

曖昧で、無難で、当たり障りのない言葉を選ぶ。

そんな自分が、時には歯痒い。

「もっと素直に言えばよかった」

「どうして、あんなに気を遣ってしまったんだろう」

そんな小さな反省会が、頭の中で始まるのである。

## 【第四章】ガサツと繊細は、同居できる

不思議なものだ。

床の隅に落ちているゴミは、平気で蹴り込める。

なのに、誰かの声の小さな変化は、いつまでも気になってしまう。

シャンプーを取りに行くのは面倒くさい。

なのに、誰かに送るメッセージは何度も読み返してしまう。

だが、誤字脱字が多いのは、やっぱり繊細とガサツの絶妙なハーモニー。

食べ物を落としても3秒で立ち直る。

なのに、何気ない一言を何日も引きずることがある。

**なんという絶妙なアンバランス!!**

けれど最近、思うのだ。

ガサツだから、繊細ではない。

繊細だから、几帳面でなければならない。

そんな決まりは、どこにもない。

人間には、いろいろな面があっていい。

おおらかな部分もあれば、神経質な部分もある。

豪快に笑う日もあれば、誰にも見せずに涙を流す夜もある。

どちらか一方が本当の自分なのではない。

**どちらも、自分なのである。**

そして、もう一つ。

相手の気持ちに敏感だからといって、すべてを背負う必要はない。

気づくことと、背負うことは違う。

感じたことと、事実も違う。

相手の気持ちを大切にするのと同じくらい、自分の気持ちも大切にしていいのだ。

## 【第五章】あなたの隣にも、いませんか?

いつも笑っている人。

何でも豪快に笑い飛ばす人。

細かいことなど気にしなさそうな人。

悩みなんてなさそうに見える人。

あなたの周りにも、そんな人はいませんか?

もしかすると、その人も……

**心の中に、小さな繊細乙女を飼っているゴリラさんなのかもしれません。**

もちろん、見た目も中身も一致している場合もございます(笑)

だからこそ、見た目や普段の振る舞いだけで、その人の心を決めつけないでいたい。

そして、もしあなた自身が、

「明るく振る舞っているけれど、本当は疲れている」

「人の気持ちを考えすぎて、自分の本音が分からなくなる」

そんなことを感じているのなら。

無理に強い人でいなくても大丈夫。

時には、心の中の繊細な自分にも耳を傾けてあげてください。

ちなみに珍獣けだまは、今日も元気に笑っております。

ただし。

**掃除の際、部屋の隅は見ないでください。**

そこには、見なかったことにした現実が眠っております。

おしまい。

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けだま|心を紐解く人# 繊細乙女なメスゴリラ・珍獣けだま
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