1.今回の事業実施の背景
市場・顧客動向を始めとした外部環境と、現在の事業内容、保有する技術、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)といった内部環境について記載のうえで、自身の強みと弱みを明らかにし、解決しようとする課題について具体的に示してください。
上記は、「参考様式」に書かれている、書くべき内容です。書くべき内容を整理すると、以下の4つです。
・現在の事業内容
・保有する技術
・SWOT分析(内部環境・外部環境)
・解決しようとする課題
なお、「保有する技術」は、「特筆するような技術や実績」があれば、「現在の事業内容」の次に、しっかり紹介しておく方が良いでしょう。その方が、その後の「SWOT分析」も読みやすいと思います。
「特筆するような技術や実績」がなければ、「SWOT分析」の強みで紹介するだけで良いでしょう。
「SWOT分析」の分析結果から、「解決しようとする課題」につなげて、「補助事業がどういう位置づけの取り組みか」という説明に進みます。
なお、気を付けてください。
「補助事業」「解決しようとする課題」の正当性につながらない「技術や実績」は、単なる自慢のタネであって、ここでは簡単に紹介する程度で十分です。
「良い会社だ!」と思ってもらえれば十分です。単なる自慢のタネを、ダラダラと書きすぎないようにします。その他の内容を充実させるようにしましょう。
2.今回の事業の革新性・差別化
今回の事業の新しい部分、創意工夫の部分等のアピールポイント、他者との差別化、競争優位性について説明してください。今回の事業で提供する製品・サービスと競合する他社製品・サービスや代替製品・サービスに関する分析、及び自身の保有する技術等の強みをどう活用するかを踏まえてください。
ここは、本補助金申請上、最も重要な審査基準です。ここのまとめ方で、採否が決まると言っても過言ではありません。
ただし、書くべきことは本来、多岐に渡ります。
・今回の事業の新しい部分
・創意工夫
・他者との差別化
・競争優位性
・競合する他社製品・サービス
・代替製品・サービス
・自身の保有する技術等の強みをどう活用するか
これらを、1000字で全部説明しきることなど、到底できません。
そこで、1000文字では、概要の説明に留めます。そして、「補足資料」で、表や画像と合わせて、しっかり説明するようにした方が良いでしょう。
その作り方・創意工夫こそが、本補助金の勝負のポイントかもしれません。
3.今回の事業が事業計画期間に市場に与える効果/付加価値額の増加
会社全体の事業計画の数値計画(表)の根拠、及び実現の道筋の説明として、今回の事業を実施することにより、その後の事業計画期間(事業化段階)において、市場に対してどのような効果あるいは課題解決につなげるのかを記載してください。国内における生産性向上に資するものであることを明確に示してください。
また、今回の事業について、事業計画期間(事業化段階)における効果発揮に向けての方策(販売方法やビジネスモデル、事業の実施体制)、スケジュール、想定している市場(ユーザー、マーケット及び市場規模)を示してください。運転資本の調達計画があればあわせて記載してください。その際、価格的・性能的な優位性、収益性、現在の市場規模・動向、顧客ニーズの調査・検証を踏まえること、またそのうえで目標となる時期・売上規模・量産化時の価格を示すこと等により、根拠が具体化され、実現可能性が十分示されていることが重要です
なお、付加価値額の増加については、その目標値の高さと実現可能性が審査項目となっています。
ものづくり補助金の計画書作りで、一番大変なのがこの項目です。
・数値計画(表)の根拠
・市場に対してどのような効果あるいは課題解決につなげるのか
→国内における生産性向上
・販売方法やビジネスモデル
・事業の実施体制
・スケジュール
・想定している市場(ユーザー、マーケット及び市場規模)
・運転資本の調達計画
・価格的・性能的な優位性
・収益性
・現在の市場規模・動向
→顧客ニーズの調査・検証
・目標となる時期
・売上規模
・量産化時の価格
・根拠・実現可能性
・付加価値額の増加
→目標値の高さと実現可能性
これだけの内容を、1000字で作文します。もうちょっと、上手く分けられなかったのでしょうか…。
まぁ、申請様式に文句を言ってもしょうがないですね。この項目も、上手に概要を書いて、細かい説明は、補足資料に任せるしかありません。
さいごに
1000文字で何を書くか。主な審査の対象は、「補足説明」ではなく、1000文字(一部、500文字)の計画内容です。上手に組み立てるようにしなければなりません。「計画書の作り方③」では、弊社が補足説明をどのように作っているかをお知らせします。それではまた!