ココナラでの書類添削も3年目となったが、総合型選抜Ⅱ期、あるいはⅢ期のように、同じ大学の同じ学部学科の同じ形態の入試が、二度ならず、三度以上行われるような例も増えてきている。それに伴い、「総合型選抜の専門塾に添削してもらい、合格点をもらったのですが、書類で通らなかったので、みてもらえないか」という相談が増えてきた。
世の中では、合格体験記や、合格者の志望理由書などは出回っているが、不合格体験記や不合格者の志望理由書は当然ながら日の目を見ることはない。だが、実は、どういった受験生が不合格だったのかや、どのような内容の志望理由書が不合格だったのかを分析することは、合格ラインを探るうえではとても重要だと思っている。
塾に合格点をもらったが書類審査に通らなかった志望理由書などを実際に読ませてもらうと気が付くことがある。それは、体裁は整っており、志望校のアドミッションポリシーや授業内容はしっかりと踏まえているが、どこか月並みで、どうも印象に残らない出来のものが多いということだ。もしかしたら、本人がうまく作成できず、塾講師等が作成したものなのかもしれない。
こういった志望理由書をリライトする場合は、本人の考えを丁寧に確認していく。これまでの活動については「なぜ」そのような活動を行ったのか、今後の活動については「なぜ」そのような活動を行いたいのか、を具体化し、言語化するお手伝いをさせていただく。これがなかなか大変な作業だ。
本気の出願書類作成は、時間と労力を要するものだ。特に、面接試験を伴う場合は、出願者本人が出願書類の内容、そして言葉遣いも含めて「自分のもの」にしていなければ、おそらくうまくいかない。
生成AIによる添削もダメとは思わないが、どうしても、出願者本人の「ことば」としては違和感の出る場合が多い。添削の道はまだまだ奥が深いと思う日々が続く。