おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。
昨日の米株はナスダック-0.47%、S&P+0.16%、ダウ+0.60%と3営業日連続で続伸。
金融株が広く買われました。
ドルはほぼ変わらずでしたが、円が売られ、ドル円レートは131円台半ばまで戻す展開に。
本日は、
大きな指標はなし。
金融不安が少し和らぎつつあります。
引用元:Bloomberg
先週末急落したドイツ銀行が昨日は5.4%高となりました。
やはり、かなり”理不尽な売り”だったことから買い戻しが続き、ストックス欧州600銀行株指数の構成銘柄で上昇率トップ。その他銀行株もつられて上げる展開に。
また、
引用元:Bloomberg
先日破綻したSVBも無事、引受先が見つかり市場全体に安心感が広がりました。
これを受けて、ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズは、50%余り上げる大暴騰。
地銀株の指数が約2.5%上昇するなど、非常に強い展開となりました。
SVBが発端となった”銀行問題”ですが、これで一件落着となる可能性も。
昨日のショルツ首相もそうですが、FDIC(連邦預金保険公社)やクレディスイスを買収したUBSグループなど様々な対応で”最悪な状況”は回避したのではと思います。
ですが、マーケットが神経質なことに変わりはなく、今後特に地銀の決算などは厳しくチェックされることでしょう。
そして、この流れを受け米国債市場は5月の0.25ポイントの利上げ予想が強まってきました。
利上げ停止を予想する動きもありましたが、再び0.25ポイント利上げ予想が50%を超えました。
ドルインデックスを確認しておきましょう。
・ドルインデックス 日足
前回安値には到達しておらず、まだ下落余地はありそうに思います。
こちらは円インデックス。
・円インデックス 日足
金融不安の際に真っ先に変われた円ですが、乱高下が続きながら上昇傾向。そしてこちらも前回高値に到達しておらず、まだ上昇余地がありそうに見えます。
これを見ると「まだ一波乱あるのでは?」と思ってしまいます。
引き続き警戒感を持って相場をみていきたいと思います。
YouTubeチャンネル開設しました!
『FXトレーダーヒロセの相場研究所』というチャンネルです。
毎日動画解説しています。良ければご覧ください。