おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。
昨日の米株はナスダック-0.45%、S&P-0.16%、ダウ-0.12%と反落。
テクノロジー株を中心に売りが広がりました。
ドルは続落。これで過去9営業日中8営業日で下落となりました。ドル円レートは130円台後半で取引終了。
本日も大きな指標はなし。
昨日同様、様子見の動きになることが考えられます。
そして金融不安が後退する中、次はリセッション(景気後退)不安が広がってきました。
引用元:Bloomberg
ブルームバーグが先日実施した月例のエコノミスト調査によると、
・48人が回答
・そのうちの65%が向こう12カ月に景気後退に入ると予想
・2月の60%から上昇
と景気後退が一連の”銀行問題”でさらに一歩近づいたようです。
また金利やインフレ指標については
・5月のFOMCでは0.25ポイントの利上げ予想
・個人消費支出については来年度まで予想を引き上げ
・消費者物価指数(CPI)も予想引き上げ
との予想が多かったようです。
ということは景気後退しながらも物価は上がる、いわゆる”スタグフレーション”の状態がさらに加速するという予想になっています。
そうなった場合、やはり分散投資が必要になってくるでしょう。特に金や不動産、その他アンティークやホビーなど現物資産投資が有効になってくると考えられます。
ちなみにこちらが金の月足チャートです。
今年に入ってからかなり上昇が続いています。
・金 日足
特にSVB問題が露呈した3/10から顕著に上昇していることが分かります。
もちろんこちらはXAU(金の呼称)/USDなので、ドルが下落しているということも多いに関係していますが、それにしても上昇が強いです。
他のチャートと比較してみます。
・ドル円 日足
・ユーロドル 日足
これを見ると円もユーロも、ドルに対して前回安値&高値を抜け切れていないことが分かります。
一方ゴールドは高値を抜けてきています。イコール、ドルそして円やユーロよりも現在は価値が高い、需要があるということが分かります。
ゴールドはこういった金融不安に対してもそうですが、景気後退、物価上昇にも強い金融資産です。
唯一の懸念は”配当がない”ことです。
そうなると長期投資の一番の旨味でもある複利効果を使えません。
ですので、安全資産として買って寝かせておくぐらいがいいのかもしれません。
YouTubeチャンネル開設しました!
『FXトレーダーヒロセの相場研究所』というチャンネルです。
毎日動画解説しています。良ければご覧ください。