ペットと一緒に暮らせる特別養護老人ホーム

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こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。

たびたびメディアによって取り上げられていますが、神奈川県横須賀市に【さくらの里山科】という特別養護老人ホーム(特養)があります。
ペットと一緒に入居できる特養は、現在のところ全国で【さくらの里 山科】だけとのことです。

【さくらの里 山科】では、入居者が最期の時を迎えるまで、愛するペットと一緒に暮らすことができます。
入居者が亡くなったあと、遺されたペットは、犬好き・猫好きの他の入居者が飼主代わりとなって世話をする形が出来上がっているようです。

仮に、入居者よりも先にペットが死んでしまった場合でも、【さくらの里 山科】には何頭も犬・猫が入居しているため、深いペットロスに陥ることもなく、他の入居者のペットと触れ合うことができるようになっています。

【さくらの里 山科】を設立したのは理事長の若山 三千彦(わかやま みちひこ)という方です。

若山さんが、ペットと一緒に入居できる特養の設立に踏み切った原点には、次のような体験があったそうです。

ミニチュアダックスフンドを飼っている身寄りがない高齢男性がいて、デイサービスを利用していたそうです。
若山さんも仕事でその高齢男性の家に行くことがあり、よく知っていたとのことです。

高齢男性は7~8年にわたってデイサービスを利用していましたが、体の状態が徐々に悪くなり、最終的に自宅での一人暮らしは無理という状態になったそうです。

そのため、特養に入居することになりましたが、まだペットと一緒に入所できる特養がなかったため、愛犬のミニチュアダックスフンドを泣く泣く保健所に託すしかなかったとのことです。

特養に入った高齢男性を若山さんたちが見舞いに行くと、「俺は自分の家族を自分で殺したんだ」といって号泣していたとのことです。
結局、その特養に入居して間もなく、その男性は生きる気力を失くしたように亡くなったようです。

以上のような悲しい体験が原点となって、ペットと一緒に入れる特養を設立したとのことです。

動物と触れ合ったり、見つめ合ったりするだけで、精神的な安らぎを与えてくれる「オキシトシン」というホルモンが分泌されることが、科学的に証明されています。

【さくらの里 山科】では、犬や猫がいることで入居者が癒やされ、心の栄養になっていることは間違いないでしょう。
入居者とペットが共に最期まで幸せに過ごせる施設だといえます。

ところで特養は、原則65歳以上で、要介護3以上と認定され、自宅での生活が難しくなった人でないと入所できません。
上記の条件を満たさない方は、残念ですが【さくらの里 山科】には入所できないことになります。

しかし最近では、有料老人ホーム等においても、ペットと一緒に入居できるところが増えてきています。
高齢者数の増加を考えると、今後、ペット入居可の施設が更に増えて行くことは間違いありません。

ペットを飼っている高齢者の方で、自身の身に何か起きた際のペットのことを心配している方は、ペットと一緒に入居できる施設を是非探してみてください。
また、そういう高齢者の方が身近にいましたら、ペット可の施設の話をしてあげてください。


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