ミシンで手仕事するのが大好きなゆうこです。
タロットクロスを4枚も作り販売したけれど、売れたのは0枚。
でも不思議と、出品を取り下げて『全部わたしのもの』にした今が一番幸せです。
今回は、そんなわたしの売れなかったハンドメイドが、最高の贅沢に変わったお話をしようと思います。
タロットを嗜む人ならわかると思うのですが、カードを広げるクロスって、意外と「これだ!」というものに出会えないんですよね。
市販のものはポリエステルなどの化学繊維が多くて、どうにも指先に馴染まない。 わたしが欲しかったのは、もっとこう、手にしっくりくる自然素材一択だったんです。。
ないのなら、自分で作るしかない!
そう思って、ミシンを引っ張り出し、せっせと針を動かしました。
選んだのは、理想的な質感の綿麻(コットンリネン)。
タロットでもオラクルでもルノルマンでも、カードの種類を選ばずコンパクトに広げられる、自分にとって一番使い勝手のいいサイズに仕立てました。
質感もカードの滑りも、まさに理想通り。
あまりに出来が良かったので、「この心地よさを誰かにお裾分けしたい♡」と、調子に乗って4枚も仕立ててしまったわけです。
さっそくメルカリに出してみたところ、ありがたいことにいいねはつく。反応は上々。なのに、驚くほど売れない(笑)。
「やはり、サイズが少し小さいからかな?」と弱気になって、値下げもしてみました。それでも動かない。 その時、ふと我に返ったんです。
わたし、何のために安売りしようとしてるんだ?って。
厳選した素材に、首や肩がガチガチになりながらミシンと格闘した、愛おしい時間。
それを削ってまで手放すくらいなら、自分で使い倒したほうが、よほど贅沢で幸せじゃないか。
今使っている初代クロスを含めると、全部で5枚。 5枚あれば、汚れを気にせずローテーションし放題です。
「売れ残り」じゃなくて「自分へのご褒美」。
そう決めて出品を取り下げたら、なんだか急に気分が軽くなり、使う楽しみがむくむくと湧いてきました。
「タロットにはコレ、ルノルマンにはコレ」なんて使い分けも楽しめそう。
売るためじゃない。愛でるために、生み出す。
結局、手仕事の原点はそこだよな、と再確認しました。
わたしがわたしを喜ばせるために、作りたい時に、作りたいものを作る。 そんな純粋な衝動こそが、ハンドメイドの醍醐味だから。
誰のためでもない、自分の暮らしを彩るための創作を、 これからも自分のリズムで、大切に積み重ねていこうと思います。