GA4の「どこから来たか」を読み解く

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あなたのECサイトに来ている人は、どこから来ているか知っていますか?

Google検索から?Instagramから?それとも、誰かが送ってくれたリンクから?

これ、実は売上を伸ばすうえで非常に大切な情報です。

以前、あるShopifyストアを運営しているクライアントさんに「集客どうしてますか?」と聞いたことがあります。

「Instagram毎日投稿してます。あとは...それくらいですかね」

GA4を一緒に見てみたら、意外な結果でした。

サイトへのアクセスの60%がGoogle検索からで、Instagramからはたった8%だったんです。

毎日頑張っているInstagramよりも、特に何もしていないGoogle検索の方がお客さんを連れてきていた。

この事実を知っているか知らないかで、やるべきことが大きく変わりますよね。



流入元(チャネル)とは

GA4では、サイトへの訪問者がどこから来たかを「チャネル」という分類で教えてくれます。

主なチャネルはこの5つです。

Organic Search(自然検索)
GoogleやYahooで検索して来た人です。お金をかけずに検索から来てくれるので、最も価値が高い流入元と言われています。

Direct(直接)
URLを直接入力したか、ブックマークから来た人です。すでにお店を知っている人、つまりリピーターの可能性が高いです。

Social(SNS)
Instagram、X(旧Twitter)、Facebook、TikTokなどのSNSから来た人です。

Referral(参照)
他のウェブサイトからリンクを辿って来た人です。ブログで紹介されたり、掲示板に貼られたリンクから来る場合がこれにあたります。

Paid Search(有料検索)
Google広告などの検索広告をクリックして来た人です。お金をかけて集めたアクセスです。



チャネル別データの確認方法

GA4の左メニューから「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開いてください。

チャネルごとに、ユーザー数・セッション数・エンゲージメント率・コンバージョンなどが一覧で見られます。

日付範囲を「過去28日間」に設定すると、直近1ヶ月の傾向がわかります。



よくあるパターンと対策

チャネルのデータを見ると、いくつかの典型的なパターンが見えてきます。

パターン1:SNSからは来るけど買わない

Instagramからアクセスはそこそこあるのに、コンバージョン率が極端に低い。

これ、実はよくあるパターンです。

原因として多いのは、SNSの投稿で興味を持って来たけど、商品ページの情報がSNSの印象と合わなかったケース。SNSでは写真で「かわいい」「おしゃれ」と感じて来たのに、商品ページに行ったらテキストだらけで買う気が失せた、など。

対策は、SNS経由で来る人がどの商品ページに着地しているかを確認し、そのページの第一印象をSNSの世界観に合わせることです。

パターン2:検索から来る人が多いのに活かせていない

Organic Searchの割合が高いのに、特にSEO対策をしていない。

これは逆にチャンスです。何もしていないのに検索から人が来ているなら、少し手を入れるだけで大きく伸びる可能性があります。

商品ページのタイトルやメタディスクリプション(検索結果に表示される説明文)を見直すだけでも、クリック率は変わります。

パターン3:Directが異常に多い

Direct(直接アクセス)が全体の70%以上を占めている場合、2つの可能性があります。

1つ目は、リピーターが多いという良い意味。

2つ目は、GA4のタグ設定が不完全で、本来は他のチャネルからのアクセスなのにDirectに分類されてしまっているケース。特にLINEからのリンクや、一部のアプリ内ブラウザからのアクセスはDirectに分類されやすいです。

Directが異常に多い場合は、タグ設定を見直してみてください。

パターン4:Referralにまったく知らないサイトがある

たまに、見覚えのないサイトからのアクセスがReferralに表示されることがあります。

これはスパムの場合もあるので、クリックする前に要注意です。ただし、ブログやメディアに商品が紹介されていてそこからアクセスが来ている場合もあります。良いReferralが見つかったら、その関係を大切にしましょう。



チャネルごとの「打つべき手」

まとめると、チャネル別のデータを見ることで、次にやるべきことが見えてきます。

・Organic Searchが少ない → 検索対策を始める(Search Consoleの出番)
・Socialが多いけど購入が少ない → SNSとサイトの連携を見直す
・Directが多い → リピーター施策(メルマガ、LINE連携)を強化する
・Paid Searchしかない → 広告に依存している状態。自然流入を増やす施策が必要

「全部やらなきゃ」と思う必要はありません。

データを見て、一番インパクトがありそうなところから1つだけ手をつける。

これが正しいアプローチです。



次回予告

次回からは2つ目のツール「Microsoft Clarity」の話に入ります。GA4が「数字」でサイトの状態を教えてくれるのに対して、Clarityは「映像」で教えてくれます。お客さんがサイトのどこを見て、どこで迷って、どこで帰ったのか。見ればすぐにわかります。

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