愛情の裏切り・その裏に隠されたものとは

愛情とは人によって千差万別であり

世の中には様々な思考の人間が存在します。

ひとつはパートナーを簡単に裏切ってしまう人。

もうひとつはパートナーのことを深く愛し抜く人。

何故人によってパートナーの扱い方に

このような大きな差が生じてしまうのでしょうか。

■人を裏切る人の基本性質とは

パートナーや身近な人間を簡単に裏切る人は

基本的性質が「独善的」であるということです。

基本的に自分中心で物事を捉え

自分さえ保護されれば良いと考えるため

自分の保身や自尊心を守るためならば

パートナーでも簡単に切り捨てるのです。

パートナーは自分のことを一番に思ってくれ

寄り添ったり努力したりしてくれることを

基本的に頭では理解しているのです。

しかし独善的で自分本位な人は

そんなパートナーを「重い」「うるさい」と感じ

感謝より先に距離を置きたくなるのです。

アリとキリギリスのキリギリス的な

楽しいことだけを共有出来る関係を

主に追い求めているために

良いことも悪いことにも懸命なパートナーを

恣意的に徐々に遠ざけ始めます。

快楽中心でライトな関係を実現出来る

他の相手を既に見始めているため

パートナーに対して後ろめたい思いが生まれ

中途半端で勝手な思いやりをかけ始めます。

表面では上手く立ち回っているように見えますが

その態度は当然中身がなく気持ちがありません。

折に触れ虚無な態度は言動に現れてきます。

会う約束をしておきながらその後の連絡を放置したり

当日のドタキャンが当たり前になったり。

口で言っていることと行動が伴わなくなってきます。

■裏切られても信じようとする裏側にある気持ち

そんなことが度々続けば当然

愛する人はますます辛くなっていくでしょう。

パートナーの本心が分からなくなってしまい

ほんの僅かでも愛情を感じられる部分があると

その中途半端で虚偽の愛情にすがってしまうのです。

恋愛をしてしまうと好きになった立場のほうは

愛する気持ちの分だけ

弱くなってしまうものなのかもしれません。

一方裏切っている方は

そもそも中途半端な優しさしかありません。

中途半端な優しさとは裏を返せば自己保身でもあるため

他に好きな相手が出来たことなど

パートナーから責められる理由を

自分からはとても言えません。

まっすぐな愛情を持ち続けている方からしてみれば

この自己保身はズルいと感じるのではないでしょうか。

当然これは自分が悪者になることを恐れる自己保身です。

しかし裏切っている方は中途半端と言われようとも

それがパートナーへの優しさであると置き換え

自分の行為は間違えていないと思い込もうとします。

自分から別れを告げるという行為は

何としても避けたいのです。

何故なら自分から別れを告げると

パートナから恨まれて悪者になり

一方的に責められてしまいますし

責任を取らされると考えるからでしょう。

ですから出来るだけ時間をかけて

自分が責められないように

パートナーに何らかの責任を被せつつ

関係からフェードアウトを仕掛けるのです。

そうすることでお互いが傷つかずに済む

言い換えれば自分が傷つけられずに済む。

この考え方が「裏切り」をする人の思考であり

思考の緩さと甘さと自己保身と独善性なのです。

■女性は母性から裏切られる立場に置かれてしまいやすい

このパターンで深く愛する側が女性の場合

女性が恋をしてパートナーに深い愛情を持った時

その原動力は計り知れないものがあります。

そもそも女性の愛情は母性本能が優位に立つため

男性とは比べ物にならないほど

深く確かなものですから。

男性の身勝手で自己保身的な自然消滅は

到底容認出来るのもではありません。

女性に対してはネガティブなことであっても

ハッキリと誤魔化すことなく

自分がどうしたいのか気持ちを伝えること。

たとえそれが自分自身を傷つけて

女性を悲しませ恨まれる結果になったとしても

自分が悪者になり女性の怒りを一身に受けるつもりで

誠意を持ち自分にも女性にも正直になることが

人としての真の優しさというものではないでしょうか。

パートナーの気持ちを考えず

問題から逃げるように簡単に裏切る人は

その人間性が変わることは恐らくないでしょう。

簡単に人を裏切る性質の人は

サイコパスなどにみられる様態と同様に

人を裏切ることに対しての罪悪感がありません。

寧ろ自分は自己犠牲から傍にいてあげたと

被害者的な認識でいることが多いのです。

パートナーの裏切りに疲れ果てても

それでも尚信じられる部分を懸命に探して

自分が信じているものが間違いではないと

ご自身の気持ちを誤魔化しつつも

これが本当に正しいことのかどうか

常に自問自答をしながらの毎日ではないでしょうか。

自分の本当の気持ちを偽って過ごすことほど

人生において辛いものはありません。

しかしご自身もまたそんなパートナーを

なんらかの妥協のもと受け入れざるを得ないと

そう思い込むことによって

ご自分の心を納得させているのかもしれません。

そんな自分の執着心を改めてみませんか。

あなたのことを心から愛してくれて

心を尽くしてくれるパートナーは必ず存在します。

理想のパートナーは一朝一夕には見つかりませんし

そんなパートナーほど目立たないものですが

周囲の人をしっかり見直してみたり

新たな出会いを見つけるべく

まずは新たな世界へ目を向けてみましょう。

自意識過剰で見栄えを気にする

自尊心の強い自己主張ありきな人よりも

一見目立たない存在の人だったとしても

あなたをきちんと正面から誠実に

見てくれる人は必ず存在します。

人としてそのままのあなたを愛してもらうこと

パートナーのそのままを丸ごと愛せること

なによりもご自身の気持ちに偽りがないこと

ここは忘れないようにしてくださいね。