あなたは癒しが欲しいと考えた時に、どんな感情が湧くでしょう?
・怒り
・悲しみ
・混乱
・恐怖
・罪悪感
・欲求不満
こんな感情であることがほとんどです。
どれもマイナスの感情ばかり
「癒して欲しい、誰かと触れたい」
そう思うことは、こんなにもマイナスなことなのでしょうか?
ラケット感情を自覚する
他人に接触して自分に反応して欲しいと求めること
これをテニスに例えて「ストローク」とします。
これに対して「ストローク」を求めているからこそ出てしまう感情
これを「ラケット感情」とします。
例えば、誰かに助けてほしい
でも、そう思った時にあなたは素直に「甘えたい」と言えない。
そんな時に現れるのは
「なんで助けてくれないの!」(怒り)
「誰も私を助けてくれない」(悲しみ)
「どうしたらいいの」(混乱)
「逃げ出してしまいたい。」(恐怖)
「私がダメから…」(罪悪感)
「私はこういう風にしたいのに」(欲求不満)
こんな言葉ではないでしょうか。
ラケット感情は無意識の中に存在します。
ラケット感情をぶつけることで相手に反応してもらえると、
無意識の中であなたは知っているのです。
相手の反応によっては、「…ごめん」と謝らせることもあるかもしれないし、
売り言葉に買い言葉でケンカになることもあるかもしれません。
本当は素直に「甘えたい」と言えばいい。
あなたなら「甘えたい」「助けて欲しい」という人に対して、
どういう反応をするでしょう?
少なくとも、マイナスの感情でストロークを返すことはないでしょう。
なのにラケット感情を使ってしまえば、
お互いに嫌な気持ちで返してしまいます。
これを自覚するだけで、嫌な思いをすることが圧倒的に少なくなります。
お互いに嫌な気持ちになる「心理ゲーム」
心理ゲームと聞くと「どんな風に答えるか」という質問をするゲームを思い浮かべるかもしれませんが、ここでは意味が違います。
心理ゲームとは、マイナスのストロークを返し続けることでお互いに嫌な気持ちになってしまうやりとりのことです。
相談を持ちかけながらアドバイスをされると否定するゲーム
「相談があるのだけど…」
「こういう風にしたらどう?」
「あぁ、そうだね。だけど…」
「じゃあ、こういう風にしたら?」
「それはこういう問題が…」
「それならこうしないと」
「いやでも、それは…」
粗探しをして自分が優位に立とうとするゲーム
「ねぇ。これ気にならないの?」
「あぁ、ごめん。」
「いや、ごめんじゃないでしょ。この前もこうだったじゃん」
「わかったよ。次は気をつける。」
「ずっとそう言ってるけど、直らないでしょ。あの時もこうだったし、いつもいつもそう。
あれもダメ、これもダメ、何回言ってもダメ。」
「・・・」
責任転嫁をして自分が起こした困難から逃げようとするゲーム
自分が引き起こした事態に対していつもこうなると落胆するゲーム
「なんでこんなことしたの?」
「いや、しょうがないじゃん。私は悪くないよ。」
「じゃあ、私が悪いの?なんで人のせいにするの?」
「そんなことは言ってない。」
「だから全部あなたが悪いんでしょ?早くなんとかしてよ」
「はぁ?もう…いつもいつもこうなる…」
こんなやりとりってどんな人でも経験があります。
他にも多くの心理ゲームがあります。
そして例外なく、このようなやりとり(心理ゲーム)になるとお互いが嫌な思いをしてしまいます。
自分が持っているラケットとマイナスのストロークをラリーをして
心理ゲームに乗っていると自覚することで脱出することが可能なのです。
まとめ
元々の性格にもよりますが、人にはラケット感情というものがあります。
このラケットを使った心理ゲームは必ずお互いに嫌な思いをしてしまいます。
ですが、本当は自分にも相手にも
「甘えたい」「癒して欲しい」「守ってほしい」という感情があるのです。
それを自覚することで、心理ゲームから抜け出すことができます。
単純に「ありがとう」や「ごめんね」で解決する問題も多いです。
「そんなに言われたら私も困っちゃうな」という言葉だけでもゲームから抜け出すきっかけにすることができます。
言いたいことや愚痴などがあればいつでも相談してください。
僕はあなたの言葉をただ聞いています。
そして、マイナスのラケット感情を吐き出してもらえたら、
本当に話さなければいけない相手には素直に向き合えたらいいかなと
心より思っています。