変化が分からない人は縛られる…住むところの過去の常識

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法律・税務・士業全般
先日、木造住宅の工務店の方とお話しする機会があったのですが、ちょっと驚きました。

ウッドショック、コロナ禍、ウクライナ危機…ここ数年、世界的にいろんなことが起こりました。

その方はなんと、2年前に比べて、新築の建物の坪単価が平気で20、30万上がってるって言うんです。

もちろん、住宅会社によって差はあるでしょうが、下がってるなんて話は聞いたことありませんね。

更に今、いろんなものの物価が上がっている…これからどうなってしまうんでしょうか。
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家を買うのが大変な時代になってきた…

もうここまで来ると、急いで頑張って家を買う必要はなくなって来ています。

すでにだいぶ前に家を購入して住宅ローンを返済していた人でさえ、このコロナ禍の影響で、給料が下がってしまったり失業してしまって、自己破産…なんて話も目にします。

長い目で見た時、日本の不動産(住宅と土地)の価格は、高齢化による人口減で、だんだんと下がっていくんだろうな…と感じていたのに、この逆転現象ww

後で買った人がより安く買える…とてもそんな状況じゃなくなっています。

しかも追い打ちをかけるように、金利上昇

三菱UFJ銀行など大手銀5行は30日、7月の住宅ローン金利を発表しました。

長期金利は上昇トレンドにありますが、5行が代表的な固定期間10年の基準金利を引き上げました。

私の親世代は、家を建てて当たり前!…だったんでしょうが、この買いにくい市況はもちろん、将来の値上がりを期待して家を買うなんてとても考えられない時代です。
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お金のある人が家を買える…ということじゃない

しばらくは賃貸暮らしという選択もあります。

なぜか私の若い時もそうでしたが、日本だと若くて独身もしくは子供がいない間は賃貸で、ある程度の年齢になったら家を建てる…という考え方が当たり前のようでした。

お金が無いから賃貸…でも、家を買える収入、ある程度の社会人としてのポジションになったら家を建てる…というのも自然な流れでした。

でも、今までのこの当たり前だった考え方が変わって来てますね。

都市部に行けば、月〇十万以上の家賃を払って借りれるタワーマンションはたくさんあります。

お金はあるのに、将来どうなるか分からない不動産を購入するのはリスクでもあるんですね。

賃貸物件というと、狭くて、設備も安っぽくて、壁も薄くて、内装はありきたり…

一昔前はこんなイメージだったのかもしれませんが、今はハイクオリティなマンションが、沢山市場に供給されてます。

ただ、一方で郊外のエリアでの賃貸物件の情報量は、ちょっと余り気味なんですね。

ぼくの事務所があるエリアなんて、たとえば1Kの物件なんて山ほど空いてますww

礼金0は当たり前、資金もせいぜい1ヶ月でフリーレント付とか…

しっかり管理修繕しないと、とても選んでもらえません。

高齢化が進むと、もっと空きは増えるんでしょうね…

そう考えると、質が高くていい賃貸物件の見極めが簡単になってきてるとも言えます。
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築年数が経ったそこそこの物件だったら、新しくて設備も内装も良くて質の高い賃貸物件はたくさんあります。

そう考えると、急いで家を購入するんではなく、いい賃貸に住む…という考え方もありですよね。

家を建てるのか、賃貸に住むのか。

家を持つことを反対してるのではなく、単純に損だから…得だから…で判断できる話じゃなく…

いろんなことが起こって「住まい」のステージが変わって来てる気がします。

自分の考え方、生き方、ライフスタイル…住まいとは自分にとってなんなのか

一昔前の日本人の「家を建てるのが当たり前」の常識が、変わって来ています。
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