582.“せき”がなかなか治らない⇒ただの風邪じゃないかも

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“せき”がなかなか治らない⇒ただの風邪じゃないかも 放置するリスクは? 呼吸器専門医が解説



風邪をひいたときに鼻水や発熱のほか、せきが出ることがあります。
中には、鼻水や発熱が治まってもせきが続くことがありますが、この場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。

 せきの症状がなかなか改善しない原因や他の病気の可能性などについて、草ヶ谷医院(静岡市清水区)・院長で、呼吸器専門医・指導医の草ヶ谷英樹さんに聞きました。



1週間を過ぎてもせきが続く場合は要注意
Q.そもそも、せきが出る原因について、教えてください。
軽い症状であれば自然に治まることが多いのでしょうか。

草ヶ谷さん「せきが出る原因は、実にさまざまです。一般的には、せきは、症状が出始めてから3週間以内に治まる『急性咳嗽(がいそう)』、症状が3週間から8週間続く『遷延性咳嗽』、症状が8週間以上続く『慢性咳嗽』の3つに分類されます。


最も多いのは急性咳嗽で、原因のほとんどが上気道炎、いわゆる『かぜ症候群』です。
この時期のせきは、数日から1週間ほどでピークを越えてその後、徐々に良くなっていくため、市販のせき止めなどで対応してよいケースが多いです。

しかし、1~2週間たっても良くなる様子がない場合のほか、1週間もたたないうちにどんどん悪化して苦しくなるせきが出る場合や高熱など他の症状を伴うせきが出る場合は、別の病気が潜んでいる可能性があるため、注意が必要です」



Q.では、せきが長引く場合、具体的にはどのような病気の可能性があるのでしょうか。

草ヶ谷さん「症状が改善する気配のない急性咳嗽や遷延性咳嗽の場合、『感染後咳嗽』が最も多いとされていますが、遷延性咳嗽の後半になると、『副鼻腔(びくう)気管支症候群』『せきぜんそく』『胃食道逆流症』などの病気が原因であるケースが多いとされています。

感染後咳嗽はいわゆる風邪の後の長引くせきで、4~8週ほど続くこともあります。
自然に治っていくのを待つのが基本戦略ですが、患者さんの中には症状が強い人もいるため、その場合は少し強めのせき止めを使うほか、ぜんそくの疑いがある患者さんには、ぜんそくで使う吸入薬を使うこともあります。

せきぜんそくとは、ヒューヒュー、ゼイゼイといった音がしない、せきがメインのぜんそくで、気管支ぜんそくの仲間の病気です。
一般的なせき止めでは、症状が改善されません。空気の通り道である気管支の粘膜の赤みや敏感さを抑えるための吸入療法が必要になります。

副鼻腔気管支症候群では、鼻水が喉の奥に垂れ込み、それがせきの原因となっている場合があります。
耳鼻科で治療を受けると、せきが止まることが期待できます。
胃食道逆流症は、胃酸が胃袋から食道に逆流することで食道がただれて敏感になる病気です。
この敏感さがせきにつながるため、胃酸を抑える薬を用いると、せきに有効な場合があります。

さらに8週以上続く慢性咳嗽では、レントゲンで異常が確認できるようなさまざまな疾患を伴っていることがあります。
タバコの生活習慣病である『慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)』のほか、慢性的に肺にばい菌が住み着く『非結核性抗酸菌症』や気管支拡張症、肺がん、肺結核、心不全など、羅列したらきりがないほど、さまざまな病気を念頭において調べていく必要があります。

また、急性咳嗽でも症状が非常に強いとき、例えば会話中にせき込んでしまって仕事や日常生活に支障が出たり、せきで夜に眠れなかったり、息苦しくてたまらなかったりする場合などは受診をお勧めします。

そこまで強い症状じゃない場合でも、自然に改善していく様子のない急性咳嗽の後半から遷延性咳嗽に移行する時点で一度は医療機関に相談し、診察やレントゲン検査などを受け、病気が隠れていないかをチェックしておくと安心です」

Q.せきの症状を防ぐ方法やせきの症状を緩和させる方法について、教えてください。
例えば、のどあめをなめたり、喉スプレーを使用したりしても問題ないのでしょうか。

草ヶ谷さん「せきは、『ほこりっぽい所に行くと、せきが出る』『大声で話すとせきが出る』『乾燥しているとせきが出る』など、何かがきっかけで出ることが多いです。
まずはご自身の生活の中で、せきのきっかけとなる行動や場所を避けてください。

せきを抑えるのに効果がある方法は、せきの原因や症状によってさまざまです。
一般的にのどあめは、のどやその奥の気管支の潤いを保つことに役立ち、せきをする患者さんが効果を実感するケースが多いです。
しかし、せきの原因によって効果はさまざまなので、長期間、のどあめや喉スプレーでごまかし続けず、適切なタイミングで医療機関を受診するのをお勧めします」



Q.せきの症状を放置した場合、どのようなリスクが生じる可能性があるのでしょうか。
せきで肋骨(ろっこつ)を折ることがあると聞きますが、本当なのでしょうか。

草ヶ谷さん「せきを放置する一番のリスクは、せきそのものよりも、せきが出る原因を放置してしまう可能性があることです。

かぜ症候群によるせきであれば、放置しても自然に回復していきますが、例えば、肺炎といった感染症の早期発見のタイミングを逃してしまい、より重症化してしまうケースのほか、せきぜんそくが悪化して夜も眠れないほど苦しくなってしまうなどのケースがしばしば見受けられます。
実はせきの後ろに肺がんが隠れていたなんて、考えただけで怖いですよね。

若い人でも、せきで肋骨を折ることは、たまにあります。
また肋骨骨折まではいかなくても、せきをするたびに強い胸の痛みを自覚することもあります。
治療を受けてせきはだいぶ良くなったが、軽いせきが出るたびに痛みがまだ続くという患者さんも少なくありません。
そういったひどい症状が出現する前に、ぜひ医療機関を受診してください」




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