【主体的に学ぶ子どもを育てる教育】教育学部小論文講座(第1回)

【主体的に学ぶ子どもを育てる教育】教育学部小論文講座(第1回)

記事
学び

(1)はじめに



今回から8回分で、各論を展開していく予定です。

教育学部小論文で頻出のテーマを解説してゆき、受験生の準備の手助けとしたいと思います。

(2)問題・愛媛大学教育学部前期2017年



以下の(1)(2)を合わせて800宇以内で解答しなさい。

(1)近年、学校教育では、「子どもが主体的に学ぶ」ことが重視されてきている。まず、①あなた自身がこれまで学校内外で主体的に学んだ経験を一つあげ、経験の成果や自分自身の変化を具体的に述べなさい。次に、②主体的な学びがなぜ重要なのかを説明しなさい。

ただし、ここで言う「学び」は授業での学びに限らず学校内外でのさまざまな活動で学ぶことを含むものとする。
解答文中では、上記の①、②の順で、いずれについても言及することもまた、(1)の解答文中で、以下のa.~i.のうち少なくとも3つを含むこと。同じ語は何度使ってもかまわない。

a. 興味、関心 b.知識、技能c.考える力 d.判断する力 e.表現する力 f.課題解決

注 a.とb.については、いずれか一方の語を用いればよい。

(2)志望している学校種(幼稚園、小学校、中学校または高等学校)の教師として「子どもが主体的に学ぶ」授業・保育を実践するために、どのような力が必要と考えるか。また、その力を身につけるために、あなたは大学でどのような力が必要と考えるか。また、その力を身につけるために、あなたは大学でどのような活動に取り組もうと考えているか。この2点について具体的に述べなさい。

(3)考え方


生徒の主体性を引き出すには、さまざまなアイディアがあるかと思いますが、学習指導要領に書かれている「対話重視の学び」がヒントになるでしょう。

対話は、①教師-生徒、②生徒-生徒 の2つの対話が考えられますが、ここでは、②についてみていきます。

対話を通した学びには、ディベートとブレーンストーミングがあります。

それぞれの利点と問題点を考察し、生徒の主体性を引き出すには、どちらの方法がより適しているのかを考える書き方があります。

ここでは、あえて結論を書きません。

ディベートとブレーンストーミングについての解説を下に掲げますので、これから先はご自身で考えてください。

生徒の主体性を引き出すには、まず教師自身が主体的でなければなりません。

人に頼るより以前に、まずは自分の頭で試行錯誤してみてください。

ディベート:一つのテーマを定め、肯定・否定の二グループに分かれて行う討論。第三者が審判をして、2グループ間の勝ち負けを争う。グループは相手グループの意見の欠点を探して問題点を突く攻撃面と、自分たちのグループの意見の論拠をより広範な視点から補強する防衛面との2つの戦略を必要とする。

ブレーンストーミング:ある問題やテーマに対し、参加者が自由に意見を述べることで、多彩なアイデアを得るための会議法。5、6人の同じ立場の人を集め、批判禁止、質より量、自由奔放、結合便乗(人の意見に便乗してよい)という原則を守り、1時間程度行う。



(4)最後に


新学習指導要領では、「生きる力」を身に着けるために、「主体的な学び」、つまり主体性を重視することが強調されています。

2017年の愛媛大学教育学部入試小論文では、さっそくこれを意識した問題が出題されました。

ほかにも、東京学芸大学中等教育教員養成課程B類美術専攻小論文推薦入試2017年など多数の教育学部で「主体性」教育が出題されています。

解答例は下の個別指導オンライン講座を受講された方に配布しています。


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