言葉の重さ

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私は常々言葉遣いに気を付けております。ここで言う言葉遣いは、尊敬語丁寧語、完璧な文の構成である日本語力ではなく(当然その力もつける必要があると思い勉強中です)、出来る限り綺麗な言葉を使う。という事です。

親しい間柄だとついつい、言葉遣いが荒くなってしまいます。

じゃれあいや突っ込みによる
キモい、死ね、うざい
その時の気分により強くなる語尾
言っただろ?、しろ!、やれ!

相手との間にしっかりとした関係性ができていれば、そのような言われ方をしても気にならない場合もあります。
それでも私は家族や親友恋人に対して普段から言葉遣いに気を付けています。

私と1番の親友は、小学生の頃からの付き合いです。地区も同じで毎日のように遊んでおり、ソフトボール少年団では彼がキャプテンで私が副キャプテンでした。
高校から別々の道を歩み、今では連絡をたまにとる程度の関係ですがそれでも彼が私の1番の親友です。

どちらかといえば繊細で気を遣い、少し人との距離をとる私ですが、彼と一緒にいるときは自然体で彼に対してすごく気を許している自覚があります。

高校生の頃、彼の母親が亡くなりました。携帯電話に耳を当てながら泣いている母の姿が今でもはっきりと思い出されます。
家族ぐるみで仲が良かった私からすれば、到底受け入れることができずとりあえず1人になりたくてランニングするために外に飛び出したことも覚えています。

私以上に気が弱く繊細だと思っていた為、お葬式での彼が心配でしたが、長男としてどうどうと振る舞う彼の姿を見て私の方が涙が止まりませんでした。


来てくれてありがとう。これからもよろしくね。


彼のかっこよさと心の強さに対する尊敬の念が深まりました。


それからしばらくして、いつものように2人でテレビゲームをしていたある日

RPGでボスと戦い私は苦戦していました。


くそおっ、死ねっ!

なかなか倒せないボス相手に私が呟くと横で彼が


死ねとか言っちゃだめだよ


と、優しく言いました。

続きは次回書きます。





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