作業・工程・工数管理アプリの開発を依頼する前に:既存アプリの活用を検討しましょう

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IT・テクノロジー
ココナラ募集では,作業の内容や時間を管理するためのアプリやExcelファイルの開発依頼を時々目にします.
しかし,このような開発依頼を安易にするのは少し思い留まってみてください.本当にあなた専用のアプリが必要でしょうか.
この記事では,開発依頼をする前に知ったり考えたりしておくと良いことを紹介します.

既存アプリの利点について

個人的な作業であっても組織的な作業であっても,その内容や時間の管理が必要だと考える人が多いことは容易に想像できると思います.
このためITを活用して管理する需要も大きく,さまざまなアプリが既に存在しています.
既存アプリの例は本記事の最後で紹介しますので,ここでは既存アプリの分類例を挙げてみます.

対応する作業管理方式による分類例
* かんばん
* スクラムボード
* ガントチャート
* カレンダー
... など

パソコンやスマートフォンへのインストール要否による分類例
* ネイティブアプリ: パソコンやスマートフォンにアプリをインストールして利用する
* Webアプリ: パソコンやスマートフォンのブラウザアプリから,アプリのサーバにアクセスして利用する

費用による分類例
* 無料: アプリ自体は無料でも,アプリを運用するためのサーバ費用(クラウドまたはオンプレミス)やサポート費用が必要になる場合がある
* 有料: さらに買い切りタイプとサブスクリプションタイプに分類できるなど,費用体系もさまざま

開発組織による分類例
* 企業による開発
* インターネット上のコミュニティによる開発

既存のアプリは,広く認知されている作業管理方式やベストプラクティスなどをアプリの機能に取り入れて開発されています.
商用化されているものや利用者が多いものは,継続的に機能の追加や改善が進められていることが多いです.セキュリティ上の問題が見つかった場合も迅速に対応されます.

利用者が多いアプリは,利用者コミュニティが存在する点も魅力です.利用者コミュニティの例としては,共同編集可能なノウハウ集積サイトであるWikiや,利用者同士や利用者と開発者がコミュニケーションを取るための掲示板が挙げられます.
こうした利用者コミュニティやSNSで質疑応答をしたり活用事例を収集したりすることで,わからないことがあっても自己解決しやすくなります.

また,プラグインやテーマの追加インストールに対応し,利用者によるカスタマイズが可能なものもあります.

専用アプリの開発について

既存アプリに対して,ココナラであなた専用アプリの開発する場合はどうでしょうか.

既存アプリと異なり,アプリの仕様や費用に関わることなどをイチから開発者と調整して決める必要があります.
気をつけないといけないことは,今あなたが手作業で行っている管理手順をそのままアプリ化するのが最良とは限らないということです.
アプリ化するにあたっては,管理手順の要件を整理して,場合によっては管理手順そのものを変化させていく必要があります.
近年,こうした考え方はデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として紹介されるようにもなってきました.
「この手順をスプレッドシートでできるようにして欲しい」というように手順や手段を指定した上で依頼してしまうと,手順改善の機会を失ったり,実現手段の選択肢を狭めてしまう可能性があります.

ココナラでは基本的に個人の開発者に依頼することになります.
企業やコミュニティによって組織的に開発されている既存アプリは,個人の開発者と比較して開発スピードや機能充実度で優位に立てるケースが多いでしょう.特定の開発者の知識や技術に依存することは基本的にないため,開発品質も安定が期待できます.
ココナラには駆け出し開発者からベテラン開発者までさまざまな方が登録されていますが,あなたが開発者の知識や技術のレベルを把握するのは難しい場合もあるでしょう.
現に,ココナラ募集では,前任者が途中で開発を放棄してしまい再募集をかけている例も散見されます.
理想的なアプリをイチから開発するのは非常に難しいのです.

仕事全体の最適化を見据える

この記事では作業・工程・工数管理を例に説明しましたが,これは仕事の一部に過ぎないと思います.
個人事業主であっても企業であっても,他の仕事があり,それらの仕事同士は密接に関わっているのではないでしょうか.
こうしたとき,一部の仕事のみを切り出して専用アプリにすることが本当に仕事の効率化につながるのかを考えてみると良いです.
例えば,他の仕事と連携したい情報はないでしょうか.

仕事別にアプリやデータを作ってしまうと,複数のアプリを同時に取り扱ったり,データを手作業でコピーしたりする必要が生じてしまうかもしれません.かえって仕事が煩雑になってしまいます.
さらに,それぞれのアプリの保守にかかる時間とお金は少なく見えても,全てのアプリについて合計してみると予想以上に必要になってしまうかもしれません.

既存アプリは,仕事全体の効率化のための機能が充実しているものがあります.また,外部のサービスやデータと連携する機能を持っているものも多いです.
こうした理由からも,専用アプリの開発が最良とは限らないのです.

既存の作業・工程・工数管理アプリの例

最後に既存アプリを3つ程度紹介しておきます.

専用アプリの開発を依頼する前に,既存アプリを是非いくつか試用してみてください.
既存アプリで十分だという判断になるかもしれませんし,何が不十分なのか具体的に整理できるかもしれません.
また,サポートや利用者コミュニティで質問し,やりたいことが実現できるかなどを確認してみてください.

* Redmine: 作業・工程・工数管理だけではなく,プロジェクト全体を管理するためのWebアプリ.アプリ自体は無償で取得できるが,Webサイト構築で広く利用されているWordPressと同様にインストールするサーバが必要となる
* Asana: 米企業が開発および運営するプロジェクト管理用のWebアプリ.Freeプランあり
* Trello: 豪企業が開発および運営するタスク管理用のWebアプリ.Freeプランあり

Redmineは日本語情報が充実しています.
「Redmine 作業時間」,「Redmine 時間管理」,「Redmine 予定工数と作業時間の比較をしたい」などでGoogle検索してみてください.

Redmineにはプラグインやテーマを追加インストールできます.
Redmineのプラグインやテーマを開発してカスタマイズし,専用アプリのように運用することも検討できます.

ここで紹介したもの以外の既存アプリについては,「Redmine 類似」などでGoogle検索をすると発見することができます.

DXやRedmineの導入に関してのご相談がございましたら,電算技研にご連絡ください.
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