メモリアル動画作成にあたり、写真を受け取ったあと、私はしばらくその子のことを静かに考えます。
先のブログでも紹介したように。
どんな子だったか。 どんな時間を、飼い主さんと過ごしてきたか。 その写真の中に、どんな愛が詰まっているか。
そうして始まる制作の中で、私がとくに時間をかけて選んでいるものが3つあります。
今日は、その話をさせてください。
① 音楽——その子の「空気感」に合わせて選ぶ
メモリアル動画において、音楽は映像と同じくらい大切な要素です。
私は、音楽を「感動しそうな曲」で選びません。
その子の写真を見ながら、感じた空気感で選びます。
穏やかで、日当たりのいい部屋にいたような子なら、やわらかいピアノ曲。 やんちゃで、走り回っていた気配がする子なら、少し躍動感のある弦楽器。 静かに、そっと寄り添っていた子なら、声のないシンプルな旋律。
「泣ける曲」ではなく、「その子らしい曲」を選ぶ。何度も合わせてみて、映像の大切なその子が一番輝いて見える音を聞き逃しません。これだ!というインスピレーションをキャッチしています。
それが私のこだわりです。
② テキスト——言葉は「添える」程度に
メモリアル動画に入れる文字は、できるだけ少なくします。
言葉が多すぎると、見ている人の感情の動きを邪魔してしまうからです。
映像と音楽が作り出す時間の中に、ふとあらわれる一言。 それだけで、胸に届くものがある。
テキストを選ぶとき、私は「この言葉は必要か」を何度も問い直します。 なくても伝わるなら、入れない。 入れるなら、その子にしか使えない言葉にする。
③ 構成——「時間の旅」として設計する
写真を並べる順番には、意図があります。
幼いころの写真から始めて、日常のシーンを経て、最後の時期へ。 単純な時系列ではなく、「その子と過ごした時間を、もう一度旅するような感覚」になるよう設計します。
もちろん飼い主様も一緒にその空間を共にしてきたことを織り交ぜて、飼い主様が見ていたであろうその世界観をしっかり掴んで構成しています。
見終わったとき、悲しみの中にいながらも、どこかあたたかい気持ちが残る。
その余韻を作るために、最後の数カットは特に丁寧に選びます。 終わり方が、その動画全体の印象を決めるからです。
「ちゃんと作ってもらえるか不安」という気持ちに
依頼を考えているけれど、どんな人が作るのかわからなくて不安——そういう気持ちは、当然だと思います。
だからこそ、こうして制作の中身をお伝えしています。
大切な子の写真と記憶を預けてくださるなら、私もそれに応える責任がある。 音楽も、言葉も、構成も、ひとつひとつ誠実に選んでいます。
それが私が出来ることであり、私がしたいことでもあります。
まずは、話してみませんか
「どんな動画になるか、もう少し知りたい」 「自分のケースで依頼できるか確認したい」
そういったご相談も、お気軽にどうぞ。
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