貴方は、足を止めて下を眺める私に。
階段や坂やハシゴやロープやエレベーターや気球と言ったものを次々に用意してくれて。
「私が好きな方法で降りてくればいい」と、いつもそんな感じでした。
まぁ、欲しかった方法はこれじゃなかったのか? と、一生懸命選択肢を増やしてくれていたこともあるのでしょう。
そもそもは、私が素直に目の前の階段を下りて行けばよかったんでしょうけど。
どうもなんだか。
それでは私ではないような気持ちになってしまうのです。
私が一から何かを示して。
それで何かを。と。
そうなると、飛び降りるしかありません。
こうやって考えると。
妙にすれ違っているような(笑)
だけど、私はその選択が決めきれず。
選択肢だけ増えて行って。
そうなると今度は、用意してくれたものを全部使わないといけないのか。
使わないと相手の気持ちを無視してしまうようなことにならないか。
そんなことまで考えはじめてしまいます。
下に降りてしまえば、別に、なんてことない話なんでしょうけどね。
でも。そこで何かの選択を間違えたら。
何か。
すべてが終わってしまうかのような気持ちになるのです。
ある意味では、そこまで壮大にそれを「己の人生の一部として」考えている。
それがすべてを、表していたようにも思います。
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「迷わずその胸に飛び込みたい」と。
そんな私の気持ちを。
貴方はずっと。
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貴方が私を見つけてくれたように。
私も貴方を。
見つけたのかもしれません。
心はきっとひとつです。