ツインレイ…カルハが語る【みにくいアヒルの子】

記事
コラム
アヒルの群の中に、他のアヒルと異なった姿のみにくいアヒルの子が産まれていました。


普通に言えば、みにくいからと虐められそうですが。

少し大きくなったその時に、

本人がボスをぶん殴って黙らせたので、

いちおうの市民権を得て生活していました。


でも、なんとなく。
みんなの輪の中には入れません。
何度もチャレンジしましたが。どうにも合いません。

なんとなく、疎外感です。
必要な役割や仕事をこなしているだけ。


年頃になって、周りはカップルばかりです。
彼氏、、、欲しいなぁ。
相手を探そうにも、目を合わせてくれる相手もいません。

やっぱり1人。

もう少し大きくなって。
周りは結婚して子どもを持ちはじめました。
ここまで来たら1人で生きて行けます。

でも。
やっぱり何か足りないのです。

どうしたらいいんだろう。


フクロウの先生に相談に行きました。

先生は言いました。

【今の場所にないものを求めて、旅に出ることもできる】

フクロウの先生は知っているのです。


旅かぁー。
いい思い出ばかりじゃないけど、産まれた場所を離れるのはさみしいな。
なんとなく、輪に入れないこともあったけど。

それでもやっぱり、ここで生きてきたから。


フクロウの先生は言いました。

【今すぐ結論を出す必要はない。季節がまた、巡るまで。考えてごらん】

フクロウの先生は知っているのです。

その年の渡りの季節は、ちょうど終わっていて。
すでに去っているのだと。


季節が巡ってゆく中、みにくいアヒルの子は考えました。

この場所を離れた場合です。
そんなことを考えながら生活したことはありません。
一生をそこで過ごすものだと思っていました。
仲間意識が強いのです。

でも、そこには入れない。

もし、ここを、離れるのなら。

そう思うと、そっちの方がいいような気もしています。

それもいいのかなぁ。


たくさんのものはもう必要ありません。
華美に着飾る必要もありません。

婚活も止めました。

代替わりをして結婚をしてちょうど3人目の子どもが生まれたイケイケ・ノリノリのボスに「いろいろを諦めたのか。もはや枯れてんな」とからかわれてやっぱりぶん殴って黙らせて。
周囲はもう、何も言いません。


季節が廻り切る前に、みにくいアヒルの子は決めました。

次の季節が廻った。その時は。


みにくいアヒルの子。フクロウの先生に挨拶に来ました。

今から旅に出ます。

最後の挨拶です。

【最初にこの泉をめざすといい。休憩にはもってこいだ】

フクロウの先生は知っているのです。


行ってきます。

そして、

さようなら。



***



白鳥の男の子は産まれるのを楽しみにしていました。
将来の奥さんと幼少期を共に過ごす。と言うイベント待ちです。

しかし、将来の奥さんになるであろう子が群れの中にいません。

あれ( ๑ º╰╯º)ん?

これは、あれかな。
隣町パターンかな。
それも悪くない。

と、思ったのですが……。
渡りのたびに他の群れに挨拶に向かいますが、ここにはいないのかー。
次はいるかなぁー。
ここにもいないのかー。
他の群れかなぁ。といろいろ探しますが将来のお嫁さんはどこにもおりません。

(  ゚ ▽︎ ゚ ;)エッ!!

この群れで最後だよね!?

ここで最後だ! と、用意した一張羅のせいで馬鹿に目立っているのに、さらに途方にくれていている姿に周囲にヒソヒソされています。
そんなことはどうでもいい。

お嫁さんはまだ産まれていないのだろうか……。
これはあえての歳の差パターンかな?

でも違うのです。
相手を感じるから探しているのです。

エ?(•́ω•̀;≡;•́ω•̀)マジ!?

一体何が起きているのだろうか……。

僕のお嫁さんはどこにいるの?


見過ごしたはずはない。
で、でも。
も、もう1回。

お嫁さん探し(2週目)で、群れと言う群れを回る男のうわさはあっという間に広まりました。

歳の差ならあるあるだよねー。
と、周囲も最初は楽観的でしたが。

でも、相手が産まれた。と思えなければ探さないよね?

それはみんなわかります。

……。
………。
ちょ、ちょっと俺、他のやつらに聞いてみるわ!
何か情報を持っている人がいるかもしれない。

白鳥さんたちは、社交性抜群です。
他の鳥たちに聞いてみることにしました。


これがなかなか難しい。


長い時間が経ちました。

白鳥のお兄さんは1人です。

周囲はもう結婚しています。
諦めて他を、という言葉をかけるのも無駄だと周囲が認識するほどに、お兄さんは諦めません。

でも。
僕のお嫁さんはどこにいるのだろうか……。
僕と一緒にいたくないのだろうか……。
このまま一生、会えないのだろうか。

そんな気持ちにもなります。


と、ある日。

大人の仲間入りも果たして、立派に成長した白鳥のお兄さんに朗報が入ります。

【君と似た背格好の鳥を、君たちの縄張りじゃない所で見かけたことがある】

と言うツバメさんです。

ツバメさーーーん!!
それはどこですかぁーーー!

白鳥のお兄さん、もはやキャラ崩壊寸前です。

【アヒルさんの縄張りです】

...アヒルσ(๑° ꒳ °๑)??

なんでっ(???゚Д゚)ノノ

アヒル……。
あそこんち守秘義務と縄張り意識がねぇ……。
みんなでうんうんと頷いています。

渡りの鳥とはルールが違うのです。
下手に乗り込めません。
アヒル文化を壊しかねません。


しかし、アヒル文化に混ざっている白鳥。

それは僕のお嫁さんです。

白鳥のお兄さんには確信がありました。

って言うか、どうしてそこで生きて行けるんだ?

お嫁さんの謎は深まるばかり。


これはもう、お嫁さんがそこから出てくるのを待つしかない。
白鳥のお兄さんは覚悟を決めました。

縄張りの一番近くの、渡りのルートの泉でできるだけ待ちます。

でも、時期が来たら去らねばなりません。
そこで生きて行くものではないのです。

なんでお嫁さん生活できてんだよ!


群れの代表者に相談に行きました。

僕渡りを止めて、ここで生活してもいいですか。
奥さんの希望かもしれないし。

【気持ちはわかるけど、君たち白鳥だよね。白鳥の生活のルールを君の奥さんに教えるのは君だろう? その時それじゃぁ。あとで困るんじゃないのかい? 君は白鳥として、必要な役割や義務を果たさないと】

世の中なんか嫌いだー!

【何かあった時のためにこの森のフクロウに声をかけてあるから。あとは、向こうから出てくるのを待つしかないね】

アヒルは縄張り意識が強いからね。

【きっと、大丈夫】


白鳥のお兄さんは待っています。

渡りのその時、アヒルの縄張りに一番近いその泉で。

今か今かと。

その時を。


おしまい


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