転校と変化

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祖母の家に引き取られる前に一応母から一言あった。
「ママと暮らすなら又鍵っ子だけど、おばあちゃんとこに行けば必ず誰かいるし淋しくないよ。でも決めるのはマユだからね…」
と。
そんな事言われてもまだ実感がわかない。
しかし決めるのは私では無かった。
私の返事を待つ事なく、全ての手続きは終了した。
4月からは祖母の家から今までとは違う小学校に通うのだ。
友達の1人もいない知らない学校へ…
当初は母と離れる事よりも学校が変わる事の方がつらかった。
せめてミーコだけはいっしょに!と父に必死に頼んだ。
クリーニング屋の祖母にはとんでもない話だっただろう。
猫毛は敵である。
しかし父は渋々だがミーコを連れて来てくれた。
今となっては友達はミーコしかいない。
祖母の家に来てからは確かに空腹で困る事は無くなった。
ただ1つ、ちょっとした変化がおきていた。
それは両親が別居する前からだが父の店のアルバイトが男から女に変わっていたのだ。
とても優しくしてくれるその人を私は「おねぇさん」と呼び、とてもなついた。
しかし頭の片隅ではすでに警報が鳴っていた…
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