横暴な父

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小説
母とは電話や手紙で連絡をとっていたが会う事は父に禁じられていた。
親友のユキをはじめ団地の仲間に会う事も禁止である。
「なぜなの?」
泣く私に父は
「あの団地は環境が悪すぎる!オマエには悪影響だ!だいたいユキはシンナーやってるそうじゃないか!」
などとわけの分からない事を言い私の話は一切聞いてくれなかった。
小学生のユキがシンナーなど吸っていなかったのは行動を共にしていた私が一番知っている。
確かに環境の悪い団地ではあったが、一番私にとって悪影響だったのはその家庭環境だったと父が知るのはまだまだ先だ。
そしてなぜか祖母の家で父と寝たのは最初だけで、しばらくすると父は近所にワンルームのマンションを借りた。
そして、そこで父と暮らし始めたのは何故か私では無く、おねぇさんだった…
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