登校しぶりが始まったころ、わたしの中には大きな葛藤がありました。
それは「通学班に迷惑をかけてしまう」ということ。
集合時間に遅れるなんて、あってはならない。
子どもの頃から「人に迷惑をかけてはいけない」と言われて育ってきたわたしにとって、それは絶対のルールでした。
次女の気持ちを大切にしたい気持ちと、ルールを守りたい気持ち。
そのあいだで、心がずっと揺れていました。
~「信用貯金」という考え方との出会い~
そんなときに出会った言葉が「信用貯金」でした。
人からの信頼は、コツコツ積み重ねて増えていく。
でも、失うときは一瞬。
まるでお金の口座のように、日々の行動で残高が変わる。
イメージしやすくて、なるほどなあと感じたんです。
思えば、わたし自身も「信用貯金」で生きてきたのかもしれません。
約束を守る、感謝を言葉にする、誰かの気持ちを想像する——そんな小さな行動が、人の中に“信頼”という通帳をつくっていく。
自立って、ひとりで立つことじゃない
この考えを、最近は次女にも話すようになりました。
「自立する」っていうと、ひとりで何でもできるようになることを想像しがちだけど、
本当は人と助け合いながら生きていくことだと思うんです。
まずは自分を大切にして、
次に「信用貯金」を少しずつ増やしていく。
そうやって、自分から“助け合える環境”をつくっていけるようになってほしい。
わたし自身へのメッセージ
「迷惑をかけてはいけない」と思っていたけれど、
迷惑をかけながら、かけられながら、人は支え合って生きている。
むしろ、頼ることや待つことも、「信頼のやりとり」の一部なんですよね。
今日の気づき
人に迷惑をかけないことよりも、
かけたあとにどう関わるかが大事。
その積み重ねこそが、いちばんの「信用貯金」。