肩腱板筋群は強弱が変化するだけで、個別には機能しない

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昨年、かまいたちの山内さんが腱板断裂で手術したのをご存知の方もいると思います。腱板は、棘上筋SS・棘下筋IS・肩甲下筋SUB・小円筋TMの筋群で構成されています。成書の多くには、下記のように記載されています。
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しかし、実際は展開すると「1枚モノ」で個別には機能しない構造になっています。徒手的検査でも、肩を内旋させて挙上すると棘上筋が選択的に働くような記載をしているモノが多いですが、実際は強弱が多少変化するだけで選択的に鑑別するのは困難であることがわかっています。
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従来の腱板筋群の筋力を鑑別するテストにおいて、
・肩を内旋(EC: 右の図)した時の抵抗テストでは、棘上筋と同様な筋活動を
 肩周囲筋群の他の9つの筋が示した。
・肩を中間位(FC: 左の図)では、肩周囲筋群の他の8つの筋が棘上筋と同等
 な筋活動を示した

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