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肩腱板筋群は強弱が変化するだけで、個別には機能しない

昨年、かまいたちの山内さんが腱板断裂で手術したのをご存知の方もいると思います。腱板は、棘上筋SS・棘下筋IS・肩甲下筋SUB・小円筋TMの筋群で構成されています。成書の多くには、下記のように記載されています。しかし、実際は展開すると「1枚モノ」で個別には機能しない構造になっています。徒手的検査でも、肩を内旋させて挙上すると棘上筋が選択的に働くような記載をしているモノが多いですが、実際は強弱が多少変化するだけで選択的に鑑別するのは困難であることがわかっています。従来の腱板筋群の筋力を鑑別するテストにおいて、・肩を内旋(EC: 右の図)した時の抵抗テストでは、棘上筋と同様な筋活動を 肩周囲筋群の他の9つの筋が示した。・肩を中間位(FC: 左の図)では、肩周囲筋群の他の8つの筋が棘上筋と同等 な筋活動を示した
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上腕二頭筋長頭移行による肩の動的安定性の改善

臼蓋の骨欠損(GBL)が15%以上だと、Bnkart修復術では肩胛上腕関節の異常な偏倚を制動することはできない。肩の外旋可動域制限や上腕骨頭の位置異常も生じる。手術後、27.4%が反復性となり、うち20歳未満は66.7%だった。アメリカンフットボールの選手の場合、100%反復性となった。臼蓋の骨欠損が10〜20%だと、肩胛上腕関節の前方偏倚を十分制動することができ、外旋可動域にも制限がない。上腕二頭筋長頭(LHB)を移行することで、前方に動的な制動障壁を構築する。術後概ね6か月で良好な成績が得られている。Bankart法と比較すると、・肩胛上腕関節の前方に動的なハンモックもしくはスリングを形成することができる・十分な外旋角度が得られる・臼蓋の骨欠損が10〜20%であれば、肩胛上腕関節の前方偏倚を十分制動できる・関節唇損傷にも十分対応できるLatarjet法との比較では、・十分な外旋可動域が得られる・関節唇損傷にも対応できる・強固な固定具を用いることがなく、神経障害のリスクもない・すべて関節鏡視下で可能であり、特殊な器具も必要ない
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