やりがいの搾取

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コラム
「やりがいの搾取」

この言葉を聞いたことがある人はどのくらいいるでしょうか?


ベアたん今はニートですが、かつては、搾取とまではいきませんが、やりがいだけで働く職場に勤めていたこともあります。


さて、やりがいの搾取。
これは雇用主が従業員に、「この仕事は給料以上のやりがいがある」と言い聞かせ、支配し、不当な環境や給料で働かせることを言います。

ブラック企業、なんていうものが最たるものですね。


自主的に「これはやりがいがある仕事だ!」と頑張るのは個人の自由ですが、これを雇用主が強制し、洗脳してしまうのは行き過ぎ行為です。


でも、今の時代、かなりこういう企業が多いんですよね……。


1.やりがい搾取に遭いやすい人の特徴

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1.再就職したお母さん
家計の足しに、と再就職したお母さん。子育て中には得られなかった、「社会から必要とされている」という感覚につけこまれるパターンです。
社会参加にブランクがあったりすると、「私はブランクがあるから、水準以下のお給料でも頑張らないといけない」と思い込んでしまったりもするようです。

2.未経験の職場に転職した人
職場や業種に早く慣れようと、頑張りすぎてしまいがち。そこにつけこまれて、必要以上の仕事を任されてしまったり、残業や休日出勤を「この業界では当たり前」と刷り込まれてしまうこともあるようです。

3.自己犠牲型の人
自己犠牲型の人は、自分のプライベートなどをそっちのけにしてでも仕事を果たさなければならないという責任感や義務感から身を粉にして働いてしまいがち。
低賃金でも働いてしまったりすることもあるようです。

2.やりがい搾取に遭いがちな職業

介護士、保育士などが今問題にされていますね。
賃金は低いのに拘束時間は長く、また、心身共に負担がかかる仕事でもあります。

コンビニなどの店長もこういったケースに遭いがちです。
売上が直接自分の評価に繋がるため、やりがいを感じやすい職業の一つでもありますが、バイトが定員に達していない場合や休んだりすると、長時間労働になりがちです。
しかも、管理職なので残業手当は出ません。

販売業の人もこれに当たることが多いです。
毎月のノルマを達成出来た、その貢献感などから、ワーカーホリックになりやすいとも言われています。

この他にも様々な職種でやりがいの搾取は見られます。

3.やりがい搾取に遭ったら?

.自分を安売りしない
自分に自信がない人や自己肯定感が低い人などは自分を安売りしてしまいがちですが、働く=賃金をもらえるということを忘れないことです。労働に対して賃金を支払うのは雇用主の義務です。

・待遇が自分にきちんと見合っているか、冷静に判断する
重労働やタダ働きを押し付けられているのであれば、それはやりがいを持っていたとしても不当な待遇です。
明らかに労働環境や賃金が見合っていない場合は労基署などにきちんと相談を行いましょう。

・転職する
これは勇気が必要なことだと思われますが、自分という価値に対し、きちんと賃金を支払ってくれる会社はあります。
やりがいを搾取されているのは、価値がないと思い込まされているだけなのです。

ベアたんは、自分から辞めたり、クビにされるまで、何とかやりがいは保った感じで働いてきましたが、明らかに搾取している会社もありました。

その頃は、「会社もお金がないんだし」「みんなで頑張らないと」とやる気を奮い立たせてきました。
でも、辞めてみると、明らかにあの会社の在り方はおかしかったです。
客観的になれないと気づかないこともあります。

やりがいの搾取をされていると感じたら、まず冷静に、客観的立場に立って考えてみましょう。


仕事の愚痴・相談などもお話聞けますので、ご利用くださいね(*´ω`*)




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