中小企業経営のための情報発信ブログ390:部下を成長させるために

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ビジネス・マーケティング
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
 デキる上司の共通点は
Ⅰ:部下を認める
Ⅱ:部下と共感する
Ⅲ:部下をインスパイアする(刺激する)
の3つです。
1.部下を成長させる上司は、ひたすら部下を認める。
 以前から部下の育成方法は「認めて、任せて、褒める」と言っていますが、部下の能力を最大限に引き出すためには、部下を「認める」ことが重要です。
 「部下を認める」というのは、その人の存在そのものを認めることで、こちらが期待したことを達成した時に行う「部下を褒める」ということとは異なります。人は条件付きで褒められるより、存在そのものを認めてもらっていると感じたときにやる気のスイッチがオンになり、それによって成長していくものです。
 ここで大事なのは、「部下の強みは何か?」を最低でも10個見つけて、その強みを部下に伝えて、認めて認めて認めまくることです。
 大切なのは、成果を出したから認めるのではなく、その部下のありのままの存在を認め、それを伝えることです。認められた部下は、居心地がよくなって能力を発揮し、上司を信頼するようにもなります。やたらと怒っている上司がいますが、それでは部下は成長しませんし、何の成果も生みません。
 部下を認めるということがデキる上司の第一歩です。部下を認めることで、部下と共感でき、部下を刺激することができます。
2.「叱る」ことに悩んでいる上司は、意外に多い
 しかし、部下を認めるだけでは駄目です。時に「叱る」ことも必要なのですが、「叱る」ということが出来ず悩んでいる上司も多いのです。「叱る」ということと「怒る」ということとは違います。叱っているうちに、感情的になって怒りが怒りを呼んでエキサイトとしてしまう、これでは駄目です。「叱る」という行為は改善してほしい点を伝えて改善を促す行為です。
 叱るときには3つの鉄則があると言います。
Ⅰ:感情的にならない・・・感情的になると「叱る」ではなく「怒り」になり、相手を委縮させ、ときには恨みを買います。それでは部下の仕事は遅くなり仕事の効率を低下させてしまいます。
Ⅱ:人前で叱らない・・・上司が冷静に叱っていても人前で叱られると恥をかかされたと感じ、遺恨を残します。叱るときほど細やかな気遣いが必要です。仕事の成果に結びつくように、部下が育つように叱ることが大切です。
Ⅲ:仮説を立てて、具体的なアクションを考えさせる・・・何が問題で、どうしたらよいのか、部下が自ら考えるように導くことです。今後改善する点、さらに成長するために何ができるかという視点で部下を育てる、成長させようとすることが大切です。
経営者、管理職、上司には部下とどのように接すればよいかで悩んでいる人も多いと思います。その人たちの参考にしていただければよいと思います。 
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