あの頃を越えた自分を思い出す

あの頃を越えた自分を思い出す

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「自分に自信がない」

「何をやっても、うまくできる気がしない」


そんなふうに感じる日はありませんか?

自信をつけようとすると、私たちはつい、


「もっと結果を出さなきゃ」

「もっと成長しなきゃ」


と、これから何かを足そうとします。

でも、自信の材料は未来だけにあるわけではありません。

一度、後ろを振り返ってみてください。

あなたがこれまで歩いてきた道にも、自信の種は落ちています。


1.「できなかったこと」ではなく「越えてきたこと」を見る


これまでの人生で、


「もう無理かもしれない」


と思った時期はありませんでしたか?

仕事がつらかった。

人間関係に悩んだ。

大切な人との別れがあった。

何をやってもうまくいかない時期が続いた。

当時は、その日を過ごすだけで精いっぱいだったかもしれません。

だからこそ、自分が頑張っていたことにも気づきにくいものです。

でも、今のあなたは、その時間の「こちら側」にいます。

華麗に乗り越えたわけではなくてもいいのです。

立ち止まったり、逃げたり、誰かに助けてもらったりしながらでも、ここまで来た。

その事実は残っています。

 2.人生の傷は「登山道の足跡」のようなもの



山を登っている途中では、


「あと、どれくらい続くんだろう」


と苦しくなることがあります。

ところが、少し高い場所まで来て振り返ると、


「こんなところから登ってきたんだ」


と驚くことがあります。

人生も、少し似ています。

苦しかった真ん中にいるときは、自分がどれだけ踏ん張っているのか分かりません。

時間がたってから振り返ることで、初めて見えるものがあります。


「あの頃の自分、よくやっていたな」


そう思えたなら、それは過去を美化しているのではありません。


自分が歩いてきた距離を確認しているのです。


3.自信がない日は「過去の自分」から借りる



自信がなくなったときは、紙やスマホのメモに、こんなことを書いてみてください。


「これまで自分が乗り越えてきたことは?」


大きな出来事でなくても構いません。

苦手な仕事を覚えた。

嫌なことがあった翌日も会社へ行った。

人間関係で悩みながら、自分なりに距離を取った。

失敗したあと、もう一度挑戦した。

しんどいとき、誰かに「助けて」と言えた。

それらも全部、あなたが今日まで歩いてきた足跡です。


「これから頑張れるだろうか」


と不安になったら、


「あのときも何とかしてきた。今回も、一歩ずつなら進めるかもしれない」


そう考えてみる。

根拠のない「大丈夫」ではありません。

自分自身の過去を根拠にした、小さな自信です。


 まとめ


苦しかった出来事を、


「経験できて良かった」


と思う必要はありません。

つらかったものは、つらかった。

できれば経験したくなかったことだってあるでしょう。

それでも、


「あの状況を通って、私はここまで来た」


という事実まで否定する必要はありません。

自信は、いつも新しい成功から生まれるとは限りません。

後ろを振り返ったとき、


「あそこから、よくここまで来たな」


と思えること。

それも、立派な自信のひとつなのだと思います。

もし一人で過去を振り返ると苦しくなってしまうときは、無理に答えを出さなくても大丈夫です。

誰かに話しながら、少しずつ気持ちを整理する方法もあります。

今日もここまで頑張ってきたあなたが、すこしでも心軽く過ごせますように。
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