今日は新築とそれ以外についてお話させていただきたいと思います。
日本はなんと言っても新築がよいとされておりますが、果たしてそうでしょうか?
ここでは新築とそれ以外についてお話しします。
新築のメリット・デメリット
メリット
新築のメリットといえば何と言っても設備があたらしく一番最初に使えること。
これが最大のメリットです。また設備も新しいもので、きれいに使えるというのも
大きなメリット。
デメリット
新築にデメリットなんてあるのか?と思う方にいらっしゃるかと思いますが、デメリットはあります。それは賃料が相場より高いこと。
当たり前のこと言ってどうするの?って思う方もいらっしゃるかと思いますが、賃料が高いことはデメリットです。1年も2年も住めば新築ではじめに使えたメリットは消え、賃料が割り高な場所に住んでいることになります。毎月のことなのでシャレになりません。
また交渉がしづらいことも上がれます。契約時の礼金交渉や更新の時の家賃値下げ交渉などいろいろありますが、新築は貸主だって強気です。そのような交渉に応じてくれない可能性が高いです。
実際に私は交渉を受ける側ですが、会社としても新築は一番利益が取れる場所なので、交渉には乗りません。
新築以外の物件
メリット
メリットは新築より安いということがまずのメリットです。また新築の様に礼金がついてた場合、新築にくらべ交渉は乗ってもらいやすいく、安く契約できる可能性があります。
デメリット
これは前に使っていた人がいたので、きれいではない可能性がある。またはリフォームの状況により設備が古いなどのデメリットがあります。エアコンなどは自分で買えば済みますが、
風呂・トイレ・キッチンなどの水回り関係はそのまま使うしかできず、古い設備のままということが多いです。
それは踏まえたうえで、私が勧めするのは
管理側の意見から言わせていただくと一番おすすめは築6年くらいで、入居していた人の入居期間が長い物件を探すことです。
前に入居者がどれだけ住んだかはネットには載っていませんが、不動産業者に聞けばだいたいは教えてくれると思います
。なぜ6年くらいで前に人が長く住んだ場所がいいのか
理由を説明してきます。
クロスの原価償却が6年だから
クロス(壁紙)の減価償却は6年です。これを考えれば6年ごとに張替えが行われる可能性が高く、自分が入居したタイミングでクロスが張り替えていれば、新築に近い見た目にはなります。
また張替えをしていなかった場合、これはきれいだから張替えをしていませんが、自分が住んだ時点で減価償却が終わっているので、故意過失さえなければ、退去時に請求される可能性が低くなりますし、請求されても反論できます。
前の人が住んだ長さが目安となる。
前の人が長く住んだということは住みやすかったという理由になります。部屋以外にも治安などがよかった可能性があります。また他の部屋も入居期間が長かった場合、住みやすいアパートだと言える可能性が高く、自分が住む前に試してもらっている人がいると考えることが出来ます。
新築以外を勧める
日本の建築技術はすごいものがあります。6年前と言っても今の水準とは大きくは変わりません。新築には自分が初めてというメリットがありますが、自分が長く住んだ場合そのメリットは消えてしまいます。それであれば、新築以外で6年目くらいを探し、きっちり交渉し、家賃を抑えて住んだほうがお得だと言えます。
これは不動産は繁忙期に入ります。みなさんの参考になれば幸いです。