ツインレイを理解するための映画⑤~エディット・ピアフ 愛の賛歌~

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ツインレイを理解するための映画シリーズも第5回目となりました。
これまで、①自己統合、②象徴と再会、③現実での統合、④ツインフレームと続いてきましたが、
今回はそのどれとも異なる、とても深い形で「愛を生き切った」一人の女性の生涯を紹介いたします。

フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフ。

「バラ色の人生」や「愛の賛歌」はあまりに有名で、ほとんどの方が一度は、彼女の歌やメロディを耳にしたことがあるのではないでしょうか。

本作はそのピアフの人生を描いた作品です。
主演のマリオン・コティヤールは、その圧倒的な名演で、セザール賞主演女優賞とアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。

※以下、ネタバレが含まれます。

ピアフの人生は、その生い立ちから本当に波乱万丈です。

パリの貧しい大道芸人の父と、路上で歌う母のもとに生まれ、一時は祖父母の経営する娼館に預けられ、娼婦たちと暮らします。
幼少期には失明の危機にもさらされますが、奇跡的に回復し、やがて自身も路上で歌いながら、日々を生きていくようになります。

20歳まで路上で歌いながらその日暮らしの生活を続けていましたが、
ある日、ナイトクラブ経営者ルイ・ルプレの目に留まり、クラブに出演することになります。
「ラ・モーム・ピアフ(子スズメ)」という芸名で人気を博し、一躍注目を集めます。

しかし1936年、そのルプレが何者かに殺害されます。
下町で悪党と繋がっていた過去から、ピアフは殺人犯の仲間だと疑われ、
ナイトクラブでの地位を失い、どこの酒場で歌ってもブーイングを浴びせられる日々が続きます。

そんな彼女を救ったのが、作家で作曲家、詩人でもあるレイモン・アッソでした。
彼は彼女の才能だけでなく、「歌手としての在り方」そのものを鍛え直した人物です。
彼の厳しい声楽指導を受けたピアフは、「エディット・ピアフ」の名で大劇場に立ち、やがて国民的な大歌手へと成長していきます。

そして運命の1947年。
アメリカ進出のためニューヨークに滞在していたピアフは、プロボクサーのマルセル・セルダンと出会い、熱烈な恋に落ちます。

セルダンには妻子がおり、二人は公に結ばれることはできない関係でしたが、毎日のように恋文を送り合い、深く、純粋に愛し合っていました。

しかし1949年、アメリカにいるピアフに会いに向かう途中、セルダンは飛行機事故で突然この世を去ります。

最愛の人の死により、ピアフは絶望の底に突き落とされます。
それでも彼女は、セルダンとの愛の記憶を「愛の賛歌」に込め、歌い続けました。

「愛の賛歌」は、日本では越路吹雪さんの
「あなたの燃える手で あたしを抱きしめて」
というロマンチックな訳詞がよく知られていますが、原曲はもっと激しく、命がけの愛を歌ったものです。

美輪明宏さんが原曲に忠実に訳していらっしゃるので、その一部を抜粋して紹介いたします。

”そしてやがて時が訪れて 死があたしから
あんたを引き裂いたとしても それも平気よ
だってあたしも 必ず死ぬんですもの
そして死んだ後でも 二人は手に手を取って
あのどこまでもどこまでも広がる 真っ青な空の
青の中に座って 永遠の愛を誓いあうのよ”

死が二人を引き裂いても、なおも永遠に続く愛。
――ピアフはセルダンへの愛を、歌に昇華し、世に広めることで、永遠のものとしたのです。

その後、ピアフはアルコールとモルヒネ中毒に苦しみ、命を縮めていくことになります。

セルダンの喪失は、彼女にとってあまりに大きく、歌うことで魂を支えながらも、常に寂しさと孤独を抱えて生きていたのではないかと感じます。

その後もピアフは恋を重ね、一度は結婚もしますが、セルダン以上に深く愛せる存在は現れませんでした。

しかし晩年、彼女は二人目の夫となるテオ・サラポと出逢います。
ピアフはテオの才能を見抜き、歌手として育てる中で、46歳のとき、26歳のテオと結婚しました。

年の差や財産目当ての結婚だという憶測も流れましたが、実際のピアフは借金まみれでした。
テオはその事実を知ったうえで、彼女との結婚を選んだのです。

映画ではその存在はほとんど触れられていませんが、47歳でピアフが亡くなるまで、テオは彼女を支え続けました。
死後に残された多額の借金もすべて返済し、その後まもなく、彼自身も交通事故で亡くなっています。

二人のデュエット曲
「À quoi ça sert l'amour(愛は何のために)」からは、
二人の間にあった優しく温かな関係と、愛への希望が伝わってきます。
(※日本では “amour” を「恋」と訳すことが多いですが、ここでは「愛」と訳します)

この曲の中で
「愛は失ったら悲しいのに
いったい何のためにあるの?」
というテオの問いかけに、ピアフはこう答えます。
「愛は涙とともに 喜びを与えてくれる
悲しいけれど 素晴らしいものよ
失ったのちも
経験した愛は 蜜の味を残してくれる
愛――それは永遠のものよ」
そして、
「あんたが最初で最後の男
あんたの前には誰もいなかったと。

それは嘘ではなく、テオがセルダンと果たせなかった愛を回収し、静かに完成させてくれた存在だったからだと、私は感じます。

セルダンはピアフの魂を真の愛に目覚めさせ、彼女を偉大な歌手へと成長させた存在でしたが、二人の愛はあまりに純粋で激しく、現実世界でともに生きることは難しかったのです。

一方テオは、傷ついたピアフの魂を癒し、最期までともに生き、支えることで、現実的で地に足のついた愛の優しさ、温かさを彼女に教えました。

ピアフの有名な言葉に、
「私が最もこの世で愛したのはマルセル・セルダンです。
ただし、私が待ち続けていた男はテオ・サラポです」
というものがあります。

テオは、片割れを失ったピアフの魂に寄り添い、愛を補完し、完成させる役目を持った、ツインフレームとも言える存在だったのかもしれません。

映画の最後、海岸でインタビューに答えるピアフ。
女性や子どもたちに、何か伝えたいことは?と問われ、
彼女はただ一言、こう答えます。
「愛しなさい」――


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