空き巣はどこから入る!?

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旭化成ホームズ(株)くらしノベーション研究所が空き巣の侵入被害について2006~20年までの調査結果を公表しました。
 被害にあった住宅の敷地と接道について調べると敷地の一面しか道路に面していない家に被害の6割が集中していることが明らかとなった。このうち1階からの侵入で、侵入開口部の場所が特定できたものについて、建物を正面、側面手前、側面中央、側面奥、背面の5つに区分して集計。5年ごとの侵入件数平均データからは、道路から見えにくい建物奥に侵入経路が集中する傾向が見られるものの、近年は数が大幅に減少していることが分かった。建物奥への集中が薄まるにつれて他の場所からの侵入の比率が高くなってきていると分析。
 また今回の調査では、エリアごとに侵入された開口部の分布に特徴あることが明らかとなった。中部エリアは、車社会のため犯罪者が車で乗り付け、道路から近い開口部から侵入し、犯行に及んだあと車で逃走する事例が多発。
 侵入手段別の分析では、防犯ガラスの普及でガラス割りの被害が減少した一方、こじ開けの比率が高まっていることが明らかとなった。また、人が通れない幅のスリット窓や、地盤面から高さ2mを超える高窓からの侵入被害も極めて少ないことが分かり、防犯対策への有効性が確認できた。
 勝手口からの侵入被害状況では、格子付きの上げ下げ窓が開いている(無施錠)状態での被害が多く、これを狙った未遂例も多かった。また、面格子付き窓への侵入リスクは面格子がない場合と比較して3分の1程度だったが、浴室で面格子があるが窓自体が開いている状態での侵入が特に多い状況だったことから、格子付きでも窓は閉めるといった、居住者側の行動の啓発が大切であるとした。
 追加としてセコムの発表では留守に侵入する空き巣の他に、在宅中に入り込む居空きや寝ている間に入り込む忍び込みも多く、侵入被害の3割が在宅中であるので、家にいるからと言って安心はできません。
 今は防犯カメラもネットで安く買えるしステッカーだけでも効果はあると思います。心安らぐ家だからこそ安心して過ごせるよう心掛けたいですね。
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