キャリアコンサルタント資格を取ったのに動けない人へ

記事
ライフスタイル
「せっかく資格を取ったのに、何も始められていない」
「キャリアコンサルタントとして活動したい気持ちはあるのに、最初の一歩が出ない」
「求人を見ても、自分にできる気がしない」

もし今、そんな気持ちを抱えているなら、まずお伝えしたいことがあります。

それは、あなたが特別にダメなのではない、ということです。

実は、キャリアコンサルタントの世界では、資格を取ったあとに活動できずに止まってしまう人は決して少なくありません。

JILPTの調査でも、全調査対象者の約3割(29.7%)が活動していない状況にあるとされています。

活動していない主な理由は、
「キャリアコンサルティングと関係のない組織・部署に所属している」
53.4%、

「周囲にキャリアコンサルティングの仕事(ニーズ)がない」
34.7%でした。

つまり、
「資格を取ったのに動けない」
という悩みは、あなただけの問題ではなく、資格取得者の多くがぶつかる「よくある壁」なのです。

動けないのは、やる気がないからではありません

資格を取った直後、多くの方はこう考えます。

「まずは求人を探そう」
「でも実務経験がない」
「やっぱり自分には無理かもしれない」
「もう少し勉強してからにしよう」

そして、気がつけば数か月、あるいは1年以上が過ぎてしまう。
この流れは、とてもよくあります。

けれど、ここで大切なのは、動けない理由を「根性」や「気合い」の問題にしないことです。

動けない人の多くは、怠けているのではありません。
むしろ真面目で、慎重で、責任感が強い方ほど動けなくなりやすいのです。

なぜなら、キャリアコンサルタントは「資格を取ればすぐ仕事になる」職種ではなく、資格取得後に、どんな形で、誰を対象に、どこから始めるかを自分で整理する必要がある仕事だからです。

ミドルシニア世代は、むしろ中心層です

「もう50代だから遅いのでは」
「若い人のほうが有利なのでは」

そんな不安を感じる方も少なくありません。

しかし、JILPT調査では、キャリアコンサルタントの年齢構成は50代が40.5%で最も多く、次いで60代が24.0%となっており、50代を中心に40代~60代の中高年齢者が大多数を占めています。

さらに、経年比較でも50代の割合は増加傾向にあり、全体として高齢化傾向が見られます。

つまり、ミドルシニア世代であること自体は、決して珍しいことでも、不利の証拠でもありません。

むしろこの資格は、人生経験、職業経験、人との関わりの積み重ねが活きやすい世界です。

年齢が問題なのではなく、その経験をどう言葉にし、どう活かすかが見えていないことが問題になりやすいのです。

「資格を活かす場がない」という現実は、実際にあります

このテーマで苦しいのは、単なる気持ちの問題ではなく、実際に「資格を活かす場が見えにくい」という現実があることです。

調査の自由記述でも、
「資格を取得してもそれを活かす場が無い」
「資格を活かして収入を得る方法がわからない」
「活動の場がない状況を改善する必要がある」
といった声が多く挙がっています。

つまり、悩んでいるのはあなただけではありません。
多くの人が、資格取得後に

どこに応募すればいいのか分からない
実績ゼロで何を武器にすればいいか分からない
ボランティアから始めるべきか、求人応募から始めるべきか分からない
会社員を続けながらどう準備すればいいか分からない

という壁の前で立ち止まっています。

私自身も、キャリコンデビューは簡単ではありませんでした

ここで少し、私自身のことを書かせてください。

私は、最初から順調にキャリアコンサルタントとして活動できたわけではありません。

むしろ、人事経験も実務経験もない中でデビューを目指したため、非常に苦戦しました。応募書類がなかなか通らず、42連敗した時期もありました。

その前段階では、CDA資格を取っても、しばらくは「塩漬け状態」でした。
そこから私が取り組んだのは、勉強会や交流会への参加、地区会の基盤づくり、ボランティアでの面談経験、人脈づくりでした。初めて大学生向けの場でキャリアコンサルティングを行えたのは、47歳の時でした。

今振り返ると、あの時必要だったのは、
「もっと頑張ること」ではなく、
自分に合うデビューの形を整理し、小さな実践の場を見つけ、経験を積み上げることだったと思います。

そして、最初のドミノが倒れたあと、求人案件への応募や、キャリアコンサルタント仲間からの紹介がつながり、若年者支援、面談業務、就職支援セミナー、中小企業向け採用支援などへと仕事が広がっていきました。

動けない人が、まず整理したい3つのこと

では、資格を取ったのに動けない人は、何から始めればよいのでしょうか。
私は、最初に次の3つを整理することが大切だと考えています。

1.どんな形でデビューしたいのか?

就職したいのか?
業務委託で関わりたいのか?
複業として小さく始めたいのか?
将来的に独立を目指したいのか?

ここが曖昧だと、求人を見る目も、準備の仕方もぶれてしまいます。

2.誰を支援したいのか?

若年層なのか?
ミドルシニアなのか?
再就職支援なのか?
介護と仕事の両立に悩む人なのか?

「誰を支援したいか」が見えると、自分の経験のどこを活かせるかも見えてきます。

3.今の自分が最初に作るべきものは何か?

求人応募用の職務経歴書なのか?
プロフィールなのか?
小さな実績なのか?
発信の土台なのか?

全部を一気にやろうとすると、ほとんどの人は止まります。
だからこそ、今の自分に必要な「最初の一歩」を明確にすることが大切です。

最初から完璧でなくて大丈夫です

キャリアコンサルタントとして活動している人を見ると、すごく立派に見えるかもしれません。

でも、多くの人は最初から完璧だったわけではありません。

むしろ、

小さな面談経験を積みながら学ぶ
人脈を広げながら仕事の入口を探す
自分の強みを言葉にし直す
試しながら方向修正する

この積み重ねで、少しずつ形にしていきます。

大事なのは、
「正解を見つけてから動く」ことではなく、
「自分に合う形を整理して、小さく動き始める」ことです。

まとめ|止まっているなら、まずは「整理」から

キャリアコンサルタント資格を取ったのに動けない。
それは、珍しいことではありません。

約3割が活動していないという実態があり、資格取得後に場が見つからない、仕事のつくり方が分からない、収入につなげる道筋が見えないという声も少なくありません。

だからこそ必要なのは、自分を責めることではなく、

自分の強みは何か?
誰を支援したいのか?
どんな形でデビューしたいのか?
最初に何を優先すべきか?

を整理することです。

もし今、

「何から始めたらいいか分からない」
「自分に合うデビュー方法を整理したい」
「一人で考えていると止まってしまう」

と感じているなら、まずは現状整理から始めてみてください。

資格を取っただけで終わらせず、
人生後半の大切な仕事につなげていく道は、必ずあります。

一生に頑張っていきましょう!
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら