ビジネスモデル紹介vol21_ソフトバンク

記事
ビジネス・マーケティング

📚はじめに

 孫正義と言えば、実現困難なことを「大ボラ」を吹きながら、1つ1つ成し遂げてきた。
・小学校時代に事業家を志したときに、「事業家になるんだったら球団くらい持たなきゃいけない」という大ボラ。
→2004年ダイエーホークスを買収
・創業間もない時期で孫とバイト2人の時代。「豆腐のように売上を数えられるように」という大ボラ。
→2005年に連結売上1兆突破
・2006年ボーダフォンを買収したときには、「10年でドコモを超える」と大ボラ。できなければ腹を切るとまで宣言。
→2006年当時は、10倍以上の営業利益の差があったが、iPhoneの独占販売を機に業績を伸ばし、ドコモ越えを果たす。
 以下では、大ボラ吹き続け中の、ロボティクス事業について紹介する。

📚ビジネスモデル紹介

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 一家に一台ロボットを持つ時代を信じて、Pepperの販売に乗り出した。Pepperは、「人との会話」「色々な動き、表現」を売りにしているロボットだ。子供がいる家庭向けに、一緒に遊んだり、学んだりできるロボットとして販売している。
 Pepperを世に広めるための工夫を2点紹介する。
①価格設定
②オープンソース化

①価格設定
 19万8千円。これを、孫は、パーソナルPCを買える金額と表現した。誰でも買うことができることによって、ロボットに親しむ人が増えると見込み、この価格設定にした。

②オープンソース化
 Pepperの動きの調整は、ドラッグアンドドロップをするだけで簡単にできる。これにより、多くの人がロボットを動かすためのコーディングに参加し、どんどん知識が蓄積されることに繋がる。
(かつて、PCも誰でもコーディングができるようにオープンソース化されたことで、爆発的に世界に拡大した。)

📚ひとこと

 孫正義のメッセージ性は素晴らしいと感じた。ロボットの話の中で、「ロボットで製造業の労働人口1位になる」と語っていた。日本は人口は減少しているが、ヒト型ロボットの技術があれば、まだ世界一になれるというメッセージだ。

 そのメッセージが、自分事のように感じられ、希望を感じることができた。孫正義の実現したい世界をもっと見てみたい。

📚参照
カンブリア宮殿_2014年7月31日放送
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