📚はじめに
「商店街」という言葉を聞くと、枕詞に「シャッター」をイメージしてしまうほどに、活気づいたものとは程遠いものとなっています。父母や祖父母の代は盛り上がっていたと聞いていましたが、イマイチ想像できませんでした。
今回は、現在の商店街のモデルとして成功している香川県高松市丸亀町商店街の事例を紹介します。商店街に住む人のことを徹底的に考え、実行した物語です。
📚ビジネスモデル紹介
商店街は、バブル崩壊とともにシャッター街へと姿を変えていきました。商店街の地価が上がり、住民にとって住みにくい環境となってしまったのです。また、郊外の大型モールに顧客を取られ、瀕死寸前です。
丸亀町商店街は、このような危機が起こることをバブル時代から予見し、商店街の再生に取り組みました。
まず、顧客セグメント(CS)として地元住民を大切にすることを打ち出します。そのために、商店街所有のマンションを格安で提供したり、医療サービスを整えました。
また、同時に、顧客となる郊外住みの家族連れに優しい店舗づくりを行うため、商店街の土地の「所有と利用の分離」を行いました。従来は、商店街のオーナーが自身で店舗も運営する形が一般的でしたが、そのやり方ではなく、商店街の店舗オーナーが土地を貸し出し、テナントを誘致するという形をとりました。
これにより、店舗カテゴリの偏りがなくなり、家族連れ向けのお店も展開できるようになります。商店街の方の説得をつけるのに4年がかかりましたが、全員一致で再開発が始まりました。
結果、商店街住民が気軽に買い物ができ、郊外の家族連れも楽しめる空間が生まれました。
📚ひとこと
「地域の人が戻ってくれば、おのずと商店街に人が来る」商店街振興組合理事長の古川氏はこのように述べています。
商品・サービスの需要を先に喚起するのではなく、地域住民に住みやすい環境づくりをしていたら、商店街のものも売れていきます。
このことから、ターゲットのお客様の環境づくりが結果的な売上に繋がってくるのだと感じました。
📚参照
カンブリア宮殿_2014年3月27日放送