ビジネスモデル紹介vol4_道の駅萩しーまーと

記事
ビジネス・マーケティング

📚はじめに

 人口5万人の山口県萩市にある道の駅「萩しーまーと」が今日の舞台。地元の方に親しまれるような店舗づくりが特徴です。

 私自身、道の駅と言えば、観光バスの休憩の時にその土地のお土産や食事をするところというイメージでした。しかし、そんなイメージと裏腹に、今回紹介する「萩しーまーと」では、なんと、観光バスからの集客を廃止したのです。
裏側にどんな思いや戦略があったのでしょうか?

📚ビジネスモデル紹介

萩しーまーと.PNG

 山口県萩市の道の駅「萩しーまーと」では、休日の観光客より、平日の地元のお客様を大事にすることに決めました。顧客セグメント(CS)としては、日用品を求める地元の高齢者や、家の近くで楽しめるスポットに行きたい家族連れということになります。

このような顧客セグメントにアプローチするために、道の駅駅長の中澤さかなは、「観光」というイメージを徹底的に排除する以下の戦略を採りました。
①観光バスからの脱却
②通販サイトは作らない
③キャラクターは作らない

観光バスは駐車場に一台もありません。道の駅業界では、観光バスからの送客が一般的ですが、そこからの流入を完全にシャットアウトしました。その結果観光客からの収入は見込めなくなりますが、地元の方が、「私たちが来ても大丈夫なんだ」という安心感を与えることに繋がります。

通販サイト作成やゆるキャラについても、観光のイメージを付けてしまうので、やらないという選択を取りました。

また、顧客との関係(CR)において、萩市名産のふぐを使ったイベントや、いけすから取ったふぐをその場で調理して食べられるサービスなど、地元の方に楽しんでもらえる場づくりを行っています。

📚ひとこと

 「捨てること」も1つの戦略であることを学ばせてもらえる回でした。
よく、ビジネスを考えていると、サービスの強みを強化しなきゃという思考になってしまいますが、あらゆる顧客に対応してしまって誰のためのサービスか分からなくなってしまうことがあります。

 そんなとき、注力するお客様以外の集客は考えないことで、結果的に注力したいお客様の居心地がよくなり、何度もリピートするということが起きるのだと思います。

📚参照
カンブリア宮殿_2014年3月20日放送
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