ラブレターの書き方:完結編

記事
コラム
大阪にてコピーライティング・販促企画を中心に業務を行っております
Creative Labo Chanter(シヤンテ)と申します。
ココナラでは、web制作に関わる構成案作成からコピー制作、
場合によっては写真撮影・アートディレクションまで承っております。


過去2回にわたり、表題のコラムを書いてみましたが、
自分でも言った“ラブレター:オワコン説”に真実味を感じております。
ってか、このビジネス系サイトでやることではなかったか…。
アクセスの少ないこと少ないこと。

とはいえ、乗りかけた船ですので、一応最後までやります。
今回で最終回。


「勝てるラブレター」の原則
①相手に自分を知ってもらう=興味をもってもらう
②その“手紙”で目一杯楽しんでいただく
③次が楽しみになるような仕掛け
④「好き」という感情は明記しておく
⑤徹夜で書いても、2日かけて校正する

前回までで①〜③についての説明をしてきたのですが、
1点、補足があります。
それは「1回の手紙で勝負を決めようとしない」ということ。
③に書いたように、「次がある」というのが大切なのです。
勿論、1回目で相手にハマらないといけないというがマストであり、
そのためのリサーチや根回しをしっかりしなければいけません
その上で「手紙」が効く、という話なのです。

一方で、この手紙を渡す・受け取るの状況が恒常化すると、
それを楽しみにしてもらう一方で、大切なことを忘れられる場合があります。
相手の中で「これは、ラブレターなんだ」ということが頭から抜け落ち、
何かしらのメルマガでも購読しているような気にさせてしまう。
届ける手紙の“クオリティ”が高ければ高いほど、
相手の視点の中に客観性を生んでしまうのですね。

だからこそ、
“あなたのためだけに書いている”感を、しっかりと訴求しておくことが重要。
「この人は、わたしへの好意で、これ(手紙)をくれている」ということが
都度伝わるような文脈にしておくことだけは忘れないようにしましょう。


そして、最後。
⑤徹夜で書いても、2日かけて校正する
これは、広告制作であれば当たり前のフローですが、
好きな異性に送るラブレターにおいても同様。

よく「夜中に書いたラブレターは恥ずかしすぎる」という話を聞きますが、
じゃあ昼間に書けば良いのかと言えば、そんなことはありません。
ぶっちゃけ、あんな恥ずかしいものを白昼に書ける訳ない!
夜中に書く、徹夜で書くこと自体は否定されるべきではありません。
その感情の昂り、つのる想いをどれだけ言語化できるか
それが「ラブレターの極意」なのです。

感情の昂りで出てきたワードを、うまい具合にアレンジする・推敲する。
だいたい2日ぐらいかければ、
“昂りつつ冷静”みたいな、ある種“ゾーン”に入った文章が整うものです。
少なくとも、わたしはそうでした。

相手に自分を知ってもらう、
ひいては好意を持ってもらうことを「ラブレター」の目的とするならば、
そのためには、これだけの準備と技術、そして時間が必要だということです。


…と3回に渡って書いてきた「ラブレターの書き方」ですが、
これは言い換えれば「広告コピーの書き方」なのですね。
消費者・エンドユーザーに好感を持ってもらう、
ひいては商品・サービスを購入してもらうために、
これだけのことが必要なのです。


「広告制作=ラブレターを書く」というのは
実は昔から結構あるネタではあるのですが、
この令和の時代に改めて記しておいても良いのかと思い、
長々と書いてみた次第でした。

偉そうに語っているわたしですが、この文章を
およそターゲット層が異なる「ココナラ」で書いてしまったこと、
そして、このブログの存在が妻にバレてしまい
「わたし、ラブレターもらってないんですけど?」
と詰められたことを反省しながら、この項を閉じさせていただきます。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す